油脂類の酸化安定性を評価するための新スペクトル法
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概要
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油脂類の酸化安定性の評価のためのIRスペクトル法について述べている。<BR>本法は過酸化物の生成に基づいており試料油を一定条件下に静置し,一定期間これらの試料についてIR測定を行った。これより3450cm<SUP>-1</SUP>の吸光度に対し2850, 1740, 1465cm<SUP>-1</SUP>等の吸光度の比を求める, あるいは, 2850, 1740, 1465cm<SUP>-1</SUP>の吸光度に対する3030cm<SUP>-1</SUP>の吸光度を求めこれらの吸光度比として定義されるα値を試料の静置時間に対して記点することにより得られる誘導期間で評価する方法である。本法は少量の試料で試験ができ,しかも,重量法の結果と同様の傾向を示した。
- 社団法人 日本油化学会の論文
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