1E8 記号論理学を主体とする教科「情報」の科学的理解の在り方(教育方法・授業分析・学習評価(1),日本教育情報学会第22回年会)

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概要

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従来の専門高校等における情報教育は,認知領域に含まれる「情報に関する知識」が必ずしも重視されているとは言えないことが先行研究によりわかった。また,現高等学校学習指導要領において,ハードウェアに関する内容が軽視されていると考えられるので,体系的情報教育を実施するにあたっては,「情報の科学的な理解」を中心とした内容構成が求められるとの認識を持った。本研究は,教科「情報」における「科学的な理解」の在り方として,コンピュータの本質としてのブール代数や回路論などの学問体系である記号論理学の内容が必修事項であると考え,レディネス調査をもとに「論理回路学習教材」を開発し,その学習内容・知識の構造化がどのようになっているのかを検討しようと考えた。その結果,論理回路実習教育は,体系的情報教育の情報に関する理解力,特に,コンピュータの本質を教授するのに妥当であり,構造化の一端が伺えた。
2006-08-26

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