1D3 高大連携の体系的情報教育と教科「情報」の関連及びカリキュラム方向性(大学教育(1),日本教育情報学会第22回年会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,高校教科「情報」と中学段階を含む高校・大学の情報教育に関連するカリキュラムについて,先行研究の授業評価・自己評価の観点を継続し,ブルームの教育目標を基本として,体系的な情報教育とその方向性を研究することを目的とする。検討の結果,「情報の科学的理解」について体系的に進んでいるとは言えず,自己評価値は,年次進行で高校では高く,大学では低い傾向にあった。体系的情報教育という観点では,高校・大学共に「情意領域」のポジティブ性による認知領域の強化,すなわち「理解力に関する知識」の充実を図る必要があることがわかった。そのためには,「精神運動領域」の技能「情意領域」の連携が,教科「情報」のカリキュラム内容には必要であると考えられる。今後の方向性として,小学校・中学校・高等学校・大学の情報教育の連携の中で「認知,精神運動,情意」各領域と,そこに包含される「知識・理解,技能・創造,興味・態度」各々の関係について,改訂された情報教育を継続調査し,諸外国の比較検討も含めて行っていく予定である。
- 日本教育情報学会の論文
- 2006-08-26
著者
関連論文
- PICマイコンを用いた2進数-10・16進数変換教具の開発
- ファジイ分析等による「情報教育」の評価の客観化 : 中学・高校・大学の相関を中心として
- FA教育システムへのマルチメディアの活用II
- FA教育システムへのマルチメディアの活用について
- 8I4 情報教育における「情報の科学的理解」の在り方 : 新教育課程を見据えた論理回路教材の実践を通して(高校での授業実践,21世紀の教育改革の行方を探る)
- 4D1 情報教育における「情報の科学的理解」の在り方 : 論理回路教材の実践を通して(情報教育,新しい教育の波)
- 1E8 記号論理学を主体とする教科「情報」の科学的理解の在り方(教育方法・授業分析・学習評価(1),日本教育情報学会第22回年会)
- 日本と韓国の工業高校情報教育の比較研究--工業高校と普通高校の実践現状を通して
- 4B1 情報教育における記号論理学の学習過程とその実践(高校教科情報,日本教育情報学会第23回年会)
- 高等学校と大学情報教育の連携を考慮したカリキュラム開発
- データマイニングにおける二値データ解析 : 決定木とロジスティック回帰分析
- 2B8 子どもたちのITに関する調査研究(教育に関する調査研究及び社会貢献活動,日本教育情報学会第22回年会)
- 4D5 体系的な情報教育の方向性と知識の構造化(情報教育,新しい教育の波)
- 4D3 情報教育におけるレゴマインドストーム教材の活用(情報教育,新しい教育の波)
- 1I6 我が国の休系的情報教育の在り方とカリキュラムの方向性 : 日本・韓国・中国の学習内容比較検討((一般研究1)情報教育(1),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
- 1I3 データロギング機能を活用した計測・制御に関する指導の在り方((一般研究1)情報教育(1),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
- ファジイ分析等による「情報教育」の評価の客観化 : 中学・高校・大学の相関を中心として
- 3I5 発達段階に応じたプログラミング指導の在り方(大学でのICT活用,21世紀の教育改革の行方を探る)
- プログラミング技術習得のための学習過程の提案 : 大学生による小学生を対象としたプログラミング指導
- 3I4 情報教育における科学的理解の構築法 : 論理回路教材の実践より((一般研究3)情報教育(2),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
- 4D2 中学・高校における情報教育の実践状況とその分析(情報教育,新しい教育の波)
- 中学・高校・大学「情報教育」のファジイ理論による授業評価と分析
- メカトロニクス教育におけるグラフ関数電卓の活用II
- メカトロニクス教育におけるグラフ関数電卓の活用
- プログラミング学習指導に関する実践研究 IV : 総合学習におけるプログラミング指導と教育的効果
- 本校における情報教育の方向 : 指導のあり方に対する提案
- プログラミング学習指導に関する実践研究III:プログラミング学習と教育的効果
- 総合学科における情報教育ネットワークシステムの開発
- 「FA教育システム」の実践研究II
- 論理回路教材による情報教育の実践・評価および「ものづくり」との関連
- 「ものづくり」を柱とした情報教育における論理回路学習の教材構成
- 知識の構造化から見た情報教育のカリキュラム評価--ものづくりカリキュラムの体系化を目指して
- 高大連携の体系的情報教育と教科「情報」の関連及びカリキュラム方向性
- 2D2 評価理論の変遷過程を踏まえた体系的な情報教育の方向性(調査分析評価とシステム開発(1),日本教育情報学会第23回年会)
- 記号論理学を中心とする論理回路学習の実践と知識の構造化
- 1D3 高大連携の体系的情報教育と教科「情報」の関連及びカリキュラム方向性(大学教育(1),日本教育情報学会第22回年会)
- 3D3 高大連携の体系的情報教育と教科「情報」の方向性(教科「情報」のあるべき姿)
- 職業教育における情報教育の学習内容分析
- 職業教育における情報教育の役割
- 3D4 体系的な情報教育に向けた日本・韓国のカリキュラム比較研究(教科「情報」のあるべき姿)
- 中学校技術科における制御学習教材の開発
- 専門高校における情報教育のカリキュラム編成 : 高校と大学の関連性について
- 専門教育における情報教育の役割 : 主に工業教育と大学教育のカリキュラムについて
- 「情報教育」の評価に関するファジイ分析の有効性 : 中学・高校・大学の関連
- 情報教育の教授 : 学習システムに関する客観的評価
- 情報教育の教授-学習システムに関する客観的評価
- マルチメディアを活用したFA教育システムの開発
- 「学務情報管理システム」の構築とその課題
- 「情報教育」の評価 : 中学・高校・大学の関連
- 「情報教育」の評価の客観化とファジイ分析の導入 : 中学・高校・大学の相関を中心として
- 高等学校情報技術教育における指導方法とその分析
- 義務(中学校)教育における教授行動分析
- 学校教育における教授行動分析法の開発
- 「総合学科」における科目選択の実施方法の開発に関する研究
- 学務情報管理システムにおける科目選択に関する研究
- プログラムによる計測・制御に関する教員研修内容の提案 (日本教育情報学会 第27回年会 教育情報のイノベーション--デジタル世代をどう導くか) -- (教師教育・教員研修)
- 我が国の中・高・大の体系的情報教育の方向性 (日本教育情報学会 第27回年会 教育情報のイノベーション--デジタル世代をどう導くか) -- (高等教育の改革と実践及び評価)
- 中学・高校情報教育における「科学的理解」の実践方法--論理回路学習の実践を通して (日本教育情報学会 第27回年会 教育情報のイノベーション--デジタル世代をどう導くか) -- (初中等教育での学習教育支援・実践と情報教育)
- プログラミング学習指導に関する実践研究V : (プログラミング学習の指導を中心として)
- プログラミング学習指導に関する実践研究II : プログラミング学習の指導を中心として
- プログラミング学習指導に関する実践研究I
- 「F A教育システム」の実践研究
- 総合科学における学務情報処理システムの構築とその活用
- コンピュータ教育の実践研究III : 多目的コンピュータネットワークシステムの構築を中心として
- 中学・高校「情報教育」でのファジイ分析等による情意領域の評価
- 初歩的ファジィ理論を利用した情報教育の客観的評価
- 情報教育における客観的評価の検討
- 情報教育におけるヒューマンインタフェースの機能
- 2E1 プログラムによる計測・制御に関する教員研修内容の提案(課題研究 教師教育・教員研修,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 1C4 我が国の中・高・大の体系的情報教育の方向性(課題研究 高等教育の改革と実践及び評価1,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 1B2 中学・高校情報教育における「科学的理解」の実践方法 : 論理回路学習の実践を通して(課題研究 初中等教育での学習教育支援・実践と情報教育1,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 生活の中に組み込まれた自動制御の仕組みを学習する教員研修の提案 (日本教育情報学会第28回年会)
- PICマイコンを用いた2進数-10・16進数変換教具の開発
- 中学・高校生の情報活用能力の習得意欲及び情報関連用語に対する認知度に関する日韓中比較