高等学校と大学情報教育の連携を考慮したカリキュラム開発
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概要
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大学で実践されている情報教育について,高校(主に工業系と商業系)の情報に関する学習内容を比較することで,今後の大学情報教育の在り方について検討することを目的とした。この理由は,最近の大学への専門高校からの進学率が高まり,従来の普通高校を前提とした情報教育の内容を再検討する必要があるからである。併せて,教科「情報」の免許取得にあたり,対象学部・学科でも,平成13年度から専門高校生の割合が高まっていることによる。検討の結果,大学情報教育では,各種ソフト活用による日常利用するプレゼンテーション技能の向上に力点が置かれ,その面で工業系出身の生徒にとっては動機付けは高い。しかし,普通科出身の生徒の技能が初期レベルのため,現状では教育内容の不十分さが認められた。つまり,情報教育の内容は,指導する学生数や個人差に応じた教育,技能とコンピュータ等メディア活用技術の関係を検討する必要性があることがわかった。今後,これらの必要性の意味と,専門高校の実践で認められた情報教育の「基礎・基本の徹底,理論と実践の関連,創造性重視」の関連性について実践を行うことにより,高等学校と大学との体系的なカリキュラムについて検証していかなければならない。
- 流通経済大学の論文
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