情報教育の教授 : 学習システムに関する客観的評価
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概要
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情報教育のカリキュラムおよび指導法に関する実践報告は数多く存在する.だが, 体系的な方法が確立されたと言えないのみでなく, 学習成果の評価では重点をどこに置くかなどの大きな課題も残されている.本研究では, 情報教育の目標を問題解決能力の育成およびリテラシーの修得に定めて, 指導方法および評価方法の開発を行った。教授一学習システムは制御プロセスと考えることができる.情報教育では, 担当教員の価値観`資質・意欲, 学習テーマの設定, コンピュータの利用環境など, 多くの要素がプロセスに影響を与えるのであるが, その実態を客観的に把握することは容易でない。本論では情報教育の評価項目として, 学習者における技能面・精神面・知識面の向上を設定して, それらによる影響に関しても検討を試みた。近年, 教育界では情意面の評価が重視される傾向にあるが, 曖昧評価に留めさせず客観的評価へ転換させる工夫が必要である.筆者らは授業実践の際, 学習者による自己評価を調査票によって求めた.曖昧に回答された定性データを客観化するための手法として, 因子分析の結果をファジィ分析法の1種であるメンバーシップ関数値によって補強する方法を試行した。
- 川村学園女子大学の論文
- 2000-03-15
著者
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