共有メモリマルチプロセッサシステムにおける同期時間最適な無待機時計合わせプロトコル

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概要

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共有メモリマルチプロセッサシステム, 特に, システム内の全プロセッサが大域パルスを共有するフェーズ内システムにおける無待機時計合わせプロトコルに関して考察する. 無待機時計合わせプロトコルとは, ある特定時間である同期時間以上正常に動作し続けているすべてのプロセッサの局所時計が同期することを保証するプロトコルで, プロセッサが任意の時間動作を停止し, 動作停止に気づかずに動作を再開する, 居眠り故障に耐性がある. フェーズ内システムにおける無待機時計合わせプロトコルとしては, これまで同期時間O(n^2)のプロトコルが提案されていた(nはプロセッサ数). 本稿では, 同期時間O(n)のプロトコルを提案し, また, この同期時間がオーダー的に最適であることを示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-01-23

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