アブラソコムツによるヒスタミン食中毒
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概要
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東京都内においてヒスタミン様の食中毒が発生し, 原因と思われる食品など18検体について検査し, 10検体からヒスタミンを0.4〜7.3mg/g検出した. ヒスタミン等不揮発性腐敗アミン類の前駆体アミノ酸を検査したところ, ヒスタミンを検出した検体では遊離ヒスチジンが0.05〜6.5mg/gであり, ヒスタミンが検出されなかった検体では8.0〜11mg/gと明らかな差が見られた. 検体は外形からアブラソコムツの疑いがあったため, 脂質及びワックスを検査し, アブラソコムツであることが判明した. 本事例の食中毒はアブラソコムツ中のヒスタミンによるものであった.
- 2000-04-25
著者
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観 公子
東京都健康安全研究センター
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観 公子
東京都衛研
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新藤 哲也
東京都立衛生研究所
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牛山 博文
東京都立衛生研究所
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観 公子
東京都立衛生研究所
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上原 真一
東京都立衛生研究所
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安田 和男
東京都立衛生研究所多摩支所
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安田 和男
東京都健康安全研究センター 食品化学部食品成分研究科
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上原 真一
東京都衛研
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牛山 博文
東京都健康安全研究センター多摩支所食品衛生研究科
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安田 和男
東京都立衛生研究所
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