容器入り飲用水中の微量元素濃度
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概要
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容器入り飲用水170検体の微量元素22種の濃度をICP質量分析法を用いて分析を行った. 試験溶液は, 調査対象元素に対する分子イオンの影響が小さい硝酸溶液とした. 添加回収実験の結果, いずれの元素も94%以上の回収率が得られ, CV値は0.2〜3.9%と良好な結果が得られた. 温泉水使用のものではLi, B, Al, As及びMo, 海水使用のものではB, 鉱泉水使用のものではLi, Mn, Rb, Sr及びBaの濃度が全検体の平均濃度より高かった. 鉱水使用のものでは, 輸入品の平均濃度が高い傾向が見られた. 特に, Rb, Sr, Ba及びUでは有意差が認められた. 湧水使用のものでは, Li及びMnでは輸入品の平均濃度が高く, 有意差が危険率0.1%以下で認められた. 清涼飲料水の製造基準の基準値を超えるものは認められなかった. また水道水水質基準の基準値を超過するものが4検体認められた. 国産品と比較して輸入品は基準値を超える比率が12倍程度高かった.
- 2000-12-25
著者
-
鈴木 敬子
東京都健康安全研究センター
-
勝木 康隆
東京都立衛生研究所
-
安田 和男
東京都立衛生研究所多摩支所
-
鈴木 敬子
東京都立衛生研究所
-
鈴木 仁
東京都立衛生研究所
-
松本 ひろ子
東京都立衛生研究所多摩支所
-
小川 仁志
東京都立衛生研究所
-
松本 ひろ子
東京都健康安全研究センター多摩支所食品衛生研究科
-
鈴木 仁
東京都健康安全研究センター
-
安田 和男
東京都健康安全研究センター 食品化学部食品成分研究科
-
鈴木 仁
東京都健康安全研セ
-
安田 和男
東京都立衛生研究所
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