マイワシおよびマサバの死後硬直の進行とATP分解,乳酸蓄積の関係〔英文〕
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The progress of rigor-mortis was followed together with ATP degradation and lactate accumulation during storage at 0 and 10°C of sardine and mackerel spiked at the brain. Both sardine and mackerel showed rapid progress of rigor-mortis, attaining a full-rigor state at a few hours after death. Although rigor-mortis exhibited a large individual variation, its rate was apparently slower with samples stored at 10°C than with those stored at 0°C for both species. ATP and lactate concentrations in sardine muscle were relatively constant a few hours after death irrespective of the storage temperature, in contrast with rigor-mortis progress. Therefore, many sardine samples exhibited a high rate of rigor-mortis even when they maintained a high concentration of ATP, especially with those stored at 0°C. Mackerel gave rise to a more reasonable relationship between rigor-mortis progress and ATP degradation than did sardine. Correlation of ATP content with that of lactate did not markedly differ from each other between samples stored at 0 and 10°C and was calculated to be around r=-0.8 for both sardine and mackerel. It was noted that sardine and mackerel relaxed from a rigor-state at a few hours after spiking when stored at 10°C.
- 日本水産學會の論文
著者
-
渡部 終五
東京大学農学部水産化学研究室
-
橋本 周久
東京大学農学部水産化学研究所
-
岩本 宗昭
島根県水産試験場
-
潮 秀樹
東京大学農学部水産化学研究室
-
Kamal Mohamed
東京大学農学部水産化学研究室
-
井岡 久
島根県水産試験場
-
橋本 周久
東京大学農学部
-
渡部 終五
東京大学農学部
関連論文
- 10. マイワシ筋肉タンパク質の凍結変性(セミナー「食品における低温の利用」)
- ハンドウイルカとハナゴンドウの雑種における電気泳動的特徴
- HPLCイオン対による麻ひ性貝毒とフグ毒の分析
- 冷凍すり身の貯蔵条件の検討
- カツオ普通筋からのミオシン軽鎖の単離と諸性状
- ウナギのヘモグロビンのC末端アミノ酸に関する研究
- フナのヘモグロビンに関する電気泳動的研究
- カツオ赤血球中の緑色色素に関する研究-II : 色素部分およびペプチド部分
- カツオ赤血球中の緑色色素に関する研究-I : 単璃精製と二・三の性状
- サバ科魚類赤血球中における緑色色素の出現ならびに二・三の性状
- コイ血漿アルブミンのmethemalbumin形成能およびヘマチン結合能
- ホタテガイ閉殻筋の筋肉タンパク質に関する研究-III : アクチンの単離と諸性状
- カキ,アサリ,ホタテガイからの麻ひ性貝毒の抽出法の検討
- 冷凍貯蔵中における魚肉の変色に関する研究-II : 魚肉中のFeII型およびFeIII型ミオグロビンの同時定量法
- 冷凍貯蔵中に於ける魚肉の変色に関する研究-I : 混合溶液中のFeII型及びFeIII型ミオグロビンの同時定量法について
- アワビのパラミオシンの単離と諸性状
- 山口県仙崎湾産マガキからの麻ひ性貝毒の検出
- 血合筋肉の化学的研究-XI : マグロミオグロビンのアミノ酸組成
- 血合筋肉の化学的研究-VI : 血合ミオグロビン及び血液ヘモグロビンの溶解度
- 3. 魚類の"生き"の保持(セミナー「食品における低温の利用」)
- Protein components and ultrastructure of the arm and mantle muscles of octopus Octopus vulgaris.
- ATPase activity of requiem shark myosin.
- Isolation and properties of gonyautoxin-5,an extremely low-toxic component of paralytic shellfish poison.
- コイの血漿アルブミンの多成分現象〔英文〕
- ウナギのハプトグロビンに関する研究-2-物理化学的性状〔英文〕
- ウナギのハプトグロビンに関する研究-1-単離精製〔英文〕
- コイ筋小胞体の精製およびその性状〔英文〕
- 魚類腸内から分離した細菌のEPA産生能〔英文〕
- コイの解凍硬直メカニズムに関する研究〔英文〕
- マグロ肉の褐変に及ぼす凍結・解凍の影響〔英文〕
- クロマグロのミオグロビンの自動酸化に及ぼす凍結・解凍の影響〔英文〕
- マイワシ普通筋および血合筋筋原線維ATPaseの死後変化〔英文〕
- 魚類筋形質タンパク質中にみられる高含量成分の同定〔英文〕
- ポリアクリルアミドゲルを用いた魚類筋形質タンパク質の電気泳動分析〔英文〕
- 3種の海藻(アオサ,アラメ,マクサ)のタンパク質〔英文〕
- マサバ普通筋および血合筋ミオシン軽鎖の単離〔英文〕
- プロスタグランジンE2--オゴノリ中毒原因物質としての可能性〔英文〕
- ハマチの血漿アルブミンの特性〔英文〕
- 2倍体および3倍体ギンブナの体構成成分の比較〔英文〕
- マグロ肉の凍結貯蔵中における肉色および保水性の変化〔水産物の貯蔵における省エネルギ--1-〕
- マサバ血合筋アクチンの単離と諸性状〔英文〕
- ドチザメ・ミオシンの単離と物理化学的性状〔英文〕
- 魚類ミオシンの5,5′-ジチオ-ビス-2-ニトロ安息香酸(DTNB)およびアルカリ軽鎖の同定〔英文〕
- ジエチルパ-オキシド誘導体-そのモズク中毒原因物質としての可能性〔英文〕
- ホタテガイ閉殻筋無紋筋部からのトロポミオシンの単離と性状〔英文〕
- 南極オキアミ魚醤油の試作
- 二・三赤身魚の筋肉タンパク質組成〔英文〕
- 諸種魚類の赤血球中の有機リン酸化合物〔英文〕
- ホタテガイ閉殻筋の筋肉タンパク質に関する研究-2-ミオシンの物理化学的および酵素化学的性状〔英文〕
- ホタテガイ閉殻筋の筋肉タンパク質に関する研究-1-ミオシンの単離〔英文〕
- 種々の貯蔵温度におけるイタヤガイ閉殻筋中のATP関連化合物の消長
- 2,3海産魚における死後硬直の進行と貯蔵温度の影響
- 天然および養殖ヒラメの死後硬直の進行の比較
- 1980-1981年にわたり大船渡湾でPSPによって著しく毒化したホタテガイの部位別毒性と毒成分組成〔英文〕
- 1976-1979年における大船渡湾産ホタテガイの麻ひ性貝毒による毒化と原因プランクトンの検索〔英文〕
- 山口県仙崎湾産マガキとProtogonyaulax catenella間における麻ひ性貝毒組成の比較〔英文〕
- ボウシュウボラにおけるtetrodotoxinの検出〔英文〕
- バイにおけるテトロドトキシンの出現〔英文〕
- 有毒ホタテガイ中腸腺からのgonyautoxin-1の単離と諸性状〔英文〕
- PSPにより著しく毒化したホタテガイの缶詰製造および貯蔵中における毒性値の変化
- イクラの凍結貯蔵条件の検討〔英文〕
- トゲモミジガイ(ヒトデ)から分離したVibrio alginolyticusによるテトロドトキシンの産生〔英文〕
- 巻貝ハナムシロガイZeuxis siquijorensisからのテトロドトキシン関連物質の分離〔英文〕
- 台湾産フグの毒性に関する研究〔英文〕
- ムラサキガイSoletellina diphos(二枚貝)におけるPSPの検出〔英文〕
- 魚貝類筋肉タンパク質の構造と機能の解析
- カツオ・マグロ類の普通,血合両筋肉の化学的研究〔英文〕
- ドチザメ筋原線維タンパク質の尿素抵抗性〔英文〕
- キンギョとコイの低温および高温馴化に伴い特異的に発現する水溶性タンパク質について〔英文〕
- 日本産ドジョウ科魚類の赤血球径と倍数性
- 沿岸性フグ科魚類の腸内細菌相〔英文〕
- 魚類筋肉のゲル形成能に及ぼす解糖系酵素の影響〔英文〕
- サバフグ属3亜種の電気泳動的鑑別
- Energy saving in the storage of marine products. IV Quality changes in kuruma prawn during frozen and ice storage.
- コイあらいのテクスチャ-に及ぼす調製条件の影響
- 凍結点付近におけるクロマグロのミオグロビンの自動酸化〔英文〕
- ハンドウイルカとハナゴンドウ間における雑種形成の生化学的証明
- PSPによる毒化したホタテガイの缶詰製造中における毒性値の変化
- スベスベマンジュウガニの地域別毒性と有毒成分〔英文〕
- 有毒および無毒のカニ類における麻ひ性貝毒およびテトロドトキシン抵抗性〔英文〕
- スベスベマンジュウガニにおける主要毒成分としてのテトロドトキシンの検出〔英文〕
- 魚類ミオシン軽鎖の免疫化学的交差反応〔英文〕
- ティラピア普通筋からのミオシン・サブフラグメント1アイソザイムの単離と性状〔英文〕
- 養殖トラフグの毒性とテトロドトキシン抵抗性
- アブラソコムツ,バラムツなど食中毒原因魚種の生化学的鑑別
- マイワシおよびマサバの死後硬直の進行とATP分解,乳酸蓄積の関係〔英文〕
- コイの死後硬直の進行に及ぼす温度馴化の影響〔英文〕
- 肉食性巻貝のテトラミンの定量法〔英文〕
- 扁形動物ヒラムシ類における麻ひ性毒の検出〔英文〕
- ボウシュウボラの毒化機構-トゲモミジAstropecten polyacanthusにおけるテトロドトキシンの検出〔英文〕
- 藍藻Microcystis aeruginosaからの2種の毒の単離〔英文〕
- マダイの死後硬直と貯蔵温度との関係
- ウモレオウギガニからのneosaxitoxinの単離と諸性状〔英文〕
- オウギガニ科カニ類の胃内容物の検索〔英文〕
- ウモレオウギガニおよびカノコオウギガニのPSPおよびテトロドトキシン抵抗性〔英文〕
- 温度馴化したコイアクトミオシンのATPase活性と熱安定性〔英文〕
- 部位別にみたサザエ筋肉の微細構造と構成タンパク質〔英文〕
- Valyl polypeptide chain (ウナギのヘモグロビンのN末端アミノ酸配列に関する研究-1,2-〔英文〕)
- 種々のpHにおいて貯蔵したときのマイワシ普通筋および血合筋筋原線維のCa2+-ATPase活性の変化〔英文〕
- 天然ならびに養殖マダイにおける死後硬直の顕著な差異