経皮経肝門脈造影-胃静脈が胃・食道静脈瘤の遠肝性側副血行路にならない,いわゆる特殊型静脈瘤の分析-
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概要
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内視鏡検査で胃・食道静脈瘤が証明されるにもかかわらず経皮経肝門脈造影では胃・食道静脈瘤へ連なる遠肝性側副血行路を認めない症例を,我々は特殊型静脈瘤と呼称している.今回PTO施行例における検討で以下の結果を得た.1)特殊型静脈瘤はPTO未施行例では4%にみられる.2)PTO施行後の再出血中に占める特殊型静脈瘤の頻度は1/3である.3)PTO施行後の再出血は,1/3におこり,再出血までの平均期間は6.8ヵ月である.4)特殊型静脈瘤に対する非手術的治療として左胃動脈へのvasopressin持続動注療法と内視鏡的硬化栓塞療法を試みた.以上のほかに本論文では,特殊型静脈瘤と,局所的循環亢進状態との関連についても言及した.
著者
-
真玉 寿美生
北里大学医学部・内科学
-
柴田 久雄
北里大学医学部・内科学
-
真玉 寿美生
内科学
-
石井 公道
北里大学医学部・内科学
-
山田 伸夫
北里大学医学部・内科学
-
草野 正一
北里大学放射線科
-
福井 光治郎
北里大学医学部・内科学
-
村田 晃一郎
北里大学放射線科
-
岡部 治彌
北里大学医学部内科
-
岡田 信之
北里大学医学部内科
-
三屋 公紀
北里大学放射線科
-
福井 光治郎
北里大学医学部内科
-
真玉 寿美生
北里大学医学部内科
-
山田 伸夫
北里大学医学部内科
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