肝硬変における原発性肝癌発生に関する臨床的考察
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概要
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原発性肝癌が如何なる状態の肝硬変症に発生し易いかを検討した。このため,一次性糖尿病,尋常性乾癬,Monoclonal Gammopathy,摘脾を取り上げた。その結果,一次性糖尿病が肝硬変症に先行した症例に肝癌の発生が多く見られた。又,原発性肝癌の合併皮膚疾患は尋常性乾癬が最も多かった。更にMonoclonal Gammopathy,を伴った肝硬変症より発生した2例の肝癌を報告した。摘脾と肝癌発生とは統計学的に明らかな関係は見い出せなかったが,摘脾時にBanti症候群とされた2例が肝癌で死亡時剖検にて肝硬変症であることが確認された。
- 北里大学の論文
- 1982-04-30
著者
-
岡部 治弥
北里大学医学部・内科学
-
真玉 寿美生
北里大学医学部・内科学
-
柴田 久雄
北里大学医学部・内科学
-
真玉 寿美生
内科学
-
柴田 久雄
北里大学医学部内科学i
-
石井 公道
北里大学医学部・内科学
-
山田 伸夫
北里大学医学部・内科学
-
岡部 治弥
北里大 医
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