北里大学病院における早期胃癌の実態 : 第1報 肉眼型と年次別推移を中心として
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概要
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北里大学病院の開院した1971年7月26日から1985年12月末日までの14年5か月間に,外科的に切除され病理学的に早期胃癌であることが証明された463症例519病変について,当院の早期胃癌の実態を知るうえで肉眼型と年次別推移を中心に検討を行った。全手術胃癌のうちの早期胃癌の占める割合は最近50%近くになっている。肉眼型を年次別にみると,II a+II c型の減少とII c型の増加を認め,年齢では早期胃癌に占める高齢者の割合が増加しつつあり,性比では高齢者ほど男性の割合が高かった。占居部位ではC領域の増加傾向,大きさで1cm以下のII c型の増加を認めた。探達度は全体でみると,m癌とsm癌の割合はほぼ同率だったが,年次別にみると,m癌の増加傾向を認めた。組織型では高齢者の男性において分化型腺癌の減少傾向と未分化型腺癌の相対的増加傾向を認め,女性では60歳代で分化型腺癌が著増し,閉経との関連が示唆された。
- 北里大学の論文
- 1989-02-28
著者
-
岡部 治弥
北里大学医学部・内科学
-
西元寺 克礼
北里大学東病院 消化器内科
-
西元寺 克礼
北里大学医学部・内科学
-
小泉 和三郎
北里大学東病院消化器内科
-
小泉 和三郎
北里大学医学部・内科学
-
安達 献
北里大学医学部・内科学
-
小泉 和三郎
北里大学消化器内科
-
横山 靖
北里大学医学部・内科学
-
横山 靖
北里大学内科
-
横山 靖
北里大学東病院消化器疾病治療センター内科
-
岡部 治弥
北里大 医
-
小泉 和三郎
北里大学医学部
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