機能的電気刺激(FES)による感覚情報の事象関連非同期(ERD)への影響(脳活動の計測と解析,一般)
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概要
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近年、脳-コンピュータインターフェース(BCI)の研究が盛んに行われている.BCIは主に脊髄損傷者などの意図代償を行う手法として注目され、運動想起時の脳波である事象関連非同期(ERD)を使用してスクリーン上のカーソルを動かす例が有名である.BCIを使用したシステムにはさまざまな用途が考えられる.例えば、運動意図情報であるERDを元に、自己身体に機能的電気刺激(FES)により感覚を返すことで、健常者の運動学習器や脳卒中リハビリテーションに応用できる可能性がある.先行研究により、感覚フィードバック情報がERDに影響することが示されている.しかし、どの感覚情報(皮膚感覚、筋感覚、腱感覚、関節感覚など)が主にERDに影響を及ぼすかについての言及はない.そこで、健常者を使用して、両脚の大腿四頭筋群における、FES感覚フィードバックのERDに対する影響を検証した.結果は、先行研究と同様にERDが感覚フィードバック情報に影響することがわかり、特に筋感覚、関節感覚からの入力が体性感覚野、運動野のERDに影響していることが高いことが示唆された.
- 2008-07-08
著者
-
伊藤 宏司
東京工業大学大学院総合理工学研究科・知能システム科学専攻
-
郷古 学
東京工業大学大学院総合理工学研究科
-
伊藤 宏司
東京工業大学大学院総合理工学研究科
-
高橋 光
東京工業大学大学院総合理工学研究科
-
高橋 光
東京工業大学
-
伊藤 宏司
東京工業大学総合理工学研究科知能システム科学専攻
-
伊藤 宏司
東京工業大学
-
伊藤 宏司
立命館大学
-
高橋 光
テルモ株式会社
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