メッシュ上でユークリッド距離変換を行う並列アルゴリズム

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概要

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白黒2値画像の距離変換とは, 各画素について最も近い黒画素までの距離を求める操作である. 距離変換はコンピュータビジョン, パターン認識, および, ロボティックスといった分野で非常に重要な役割をはたしている. 特に, その有用性により, 多くのアプリケーションでユークリッド距離に基づいた距離変換が必要とされている本稿では, SIMDメッシュ上でユークリッド距離変換を行う並列アルゴリズムを提案する. このアルゴリズムはp×pのSIMDメッシュ上で, n×nのサイズの2値画像に対して, O ((n^2)/(p^2)+(n^<5/3>)/p+n) 時間でユークリッド距離変換を行う. したがって, このアルゴリズムはプロセッサ数pが1≤p≤n^<1/3>であるときコスト最適である.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-09-26

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