ホタテガイ貝柱成分の季節変化
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概要
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1998年の3月から12月に水揚げされた紋別産ホタテガイについて,貝柱成分の季節変化を調べた。貝柱重量とグリコーゲン量は,春から夏にかけて増加し,冬に減少した,タンパク質量は10月に最大となったが,一個当たりのタンパク質量は8月に最大となった。グリコーゲンとタンパク質の無水物量は負の相関関係を示した。ATPおよび関連化合物量と遊離アミノ酸量はそれぞれ7月と6月に最も高くなった。グルタミン酸量は産卵後の5月に顕著に高い値であったが,グリシン,アラニン,アルギニン,プロリン量は夏季に多い傾向を示した。これら貝柱成分の季節変動から,この地域のホタテガイの旬は夏季と考えられた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2002-01-15
著者
-
木村 稔
北海道立中央水産試験場
-
木村 稔
北海道立網走水産試験場紋別支場
-
成田 正直
北海道立網走水産試験場紋別支場
-
山中 英明
東京水産大学食品生産学科
-
今村 琢磨
北海道立網走水産試験場紋別支場
-
潮 秀樹
東京水産大学食品生産学科
-
潮 秀樹
東京海洋大学
-
潮 秀樹
東京海洋大学 食品生産科学科
-
今村 琢磨
北海道立網走水産試駿場加工利用部
-
潮 秀樹
東京水産大学水産学部
-
山中 英明
東京水産大学
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