国際協力をふまえた日本人教員のプレゼンテーション能力に関する研究(1) : タイ国教員のためのコンピュータワークショップを通して(<海外における情報教育>)
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概要
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1995年8月にタイ国RIT(ラジャマンガラ工科大学)で実施した人文社会系の大学教員対象の情報教育研修(マルチメディア教材作成)において, 本邦より参加協力した教員関係者による英語での講義・演習を行った。そして, 教授者・学習者間における異言語を用いたコミュニケーション過程での研修のあり方について知見を得ることを目的として, 受講者側の研修成果などについて調査した。調査方法は, 研修前における受講者のレディネスおよび事後における研修の評価を実施した。評価項目は, 1.研修の構成性, 2.理解度, 3.関心度, 4.有効性, 5.教材系メディアの利用方法の5つの観点を設定した。そして, プレゼンテーション能力に関する評価の分析結果から, 異言語間でのコミュニケーション向上をめざした研修を行うための方略について考察した。その結果, 積極的な教材系メディアの利用と非言語的表現の2つのコミュニケーション手段を組み合わせることによって, 効果的な研修が実現できたことが分かった。
- 日本教育情報学会の論文
- 1996-08-08
著者
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真下 知子
平安女学院大学
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赤松 辰彦
(株)ASK Asset Consulting
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林 徳治
京都教育大学
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赤松 辰彦
関西女学院短期大学
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佐々木 真理
滋賀県守山北中学校
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真下 知子
京都教育大学大学院
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盧 京蘭
京都教育大学大学院
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