Random amplified polymorphic DNA (RAPD) 分析法のアズキとその近縁属への適用
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概要
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Random amplified polymorphic DNA (RAPD)によるアズキの品種識別や連鎖地図の作成についての可能性を検討するため,アズキ12品種とその近縁種・属2種についてRAPD分析法を適用した。主な結果は以下のとおりである。1. 37種類の10塩基からなるプライマーを用いてPCRを行ったところアズキでは総数184本の増幅DNA断片が認められたが,このうち10本が多型を示したにすぎなかった。2. アズキ品種について多型を示した10本のDNA断片(RAPD)の有無に基づきクラスター分析を行ったところ,8つの品種または品種群に分類できた。3. アズキ,インゲンおよびササゲ間では相互に全てのプライマーで多型が検出され,これらの種・属間に明かな分化が認められた。4. アズキ品種間ではRAPDの検出頻度は低く,アズキとこれに近縁な野生種から得た遺伝的分離集団を用いて連鎖地図を作成する方が実用的と考えられた。
- 神戸大学の論文
- 1993-01-30
著者
-
三十尾 修司
神戸大学大学院農学研究科
-
上島 脩志
神戸大学大学院農学研究科
-
上島 脩志
神戸大農
-
保坂 和良
神戸大学農学部附属農場
-
保坂 和良
神戸大学農学部附属食資源教育研究センター
-
上島 脩志
神戸大学農学部
-
三十尾 修司
神戸大学農学部
-
加賀 秋人
神戸大学農学部
-
木村 忠彦
本高砂屋
-
三十尾 修司
神戸大学農学研究科
-
保坂 和良
神戸大学自然科学研究科
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