メタン発酵によるバガスからのバイオガスの生産(農芸化学科)

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概要

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各種前処理バガスの嫌気発酵を行ない, ガス発生量について調べるとともに, アルカリ処理バガスを基質とした発酵におけるメタンガス発生条件等について調べた。無処理, 熱水処理及びアルカリ処理バガスを基質としたメタン発酵を行なった結果, アルカリ処理バガスを基質とした発酵では, 無処理及び熱水処理バガスの約1.8倍のガス発生量を示した。ガス発生量からみた最適アルカリ処理濃度は0.5%(W/V)であり, 0.5%NaOH処理バガス1g当りのガス発生量は発酵10日間で540mlであり, メタン含量は63%であった。5%次亜塩素酸ナトリウム処理バガスを基質とした発酵では, 無処理バガスの約2.1倍のガス発生量がみられ, メタン含量は69%であった。バガスから調製したバガスホロセルロース, ヘミセルロース及びセルロースを基質とした発酵では, 基質1g当り560∿600mlのガス発生量がみられ, メタン含量は63∿67%であった。
琉球大学の論文
1988-12-05

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