野生ニホンカモシカにおけるライムボレリア症の抗体調査(短報)
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概要
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プロテインG-ELISA法により野生動物の抗体調査を行い, 日本の野生動物におけるライムボレリア症の疫学的デ-タを集めることを目的として, 野生のニホンカモシカにおける調査成績を示した.調査の結果, 200例中46例(23%)のニホンカモシカ血清でライムボレリア症陽性が認められ, ニホンカモシカでもライムボレリア感染があることを明らかとした.この陽性率は他の動物の成績と比較しても高いもので, 各地で重要宿主とされる動物での陽性率に匹敵する.したがって, 本研究によりニホンカモシカも日本の中部山岳地域での重要な宿主である可能性を示した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
-
源 宣之
岐阜大学農学部獣医学科
-
金城 俊夫
岐阜大学農学部獣医公衆衛生学講座
-
源 宜之
岐阜大学農学部獣医学科
-
源 宣之
岐阜大学
-
源 宣之
岐阜大学獣医公衆衛生学講座
-
杉山 芳宏
筑波大学基礎医学系
-
金城 俊夫
琉球大学農学部畜産学科
-
源 宣之
岐阜大農獣医
-
Minamoto Nobuyuki
Laboratory Of Zoonotic Diseases Faculty Of Agriculture Gifu University
-
金城 俊夫
岐阜大学農学部獣医学科獣医公衆衛生学講座
-
金城 俊夫
琉球大
-
Kinjo Toshio
Department Of Veterinary Public Health Faculty Of Agriculture Gifu University
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