ベクトル量子化用機能メモリ型並列プロセッサによる動画像の低ビットレート圧縮システム

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概要

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本節では我々の提案しているベクトル量子化用機能メモリ型並列プロセッサ(FMPP-VQ)を利用した低ビットレート動画像圧縮システムについて論ずる。ベクトル量子化は、多数のベクトルとの距離を並列に計算し、その中から最小値検索をする動作からなる。一方、FMPP では SRAM をべースにした規則性の高い構造をもつことで高い集積度と並列度の高い演算が可能であり、CAM と同等の一致検索機能も持っている。そのため、ベクトル量子化と FMPP は相性がよい。FMPP-VQは3.3V、25MHzにて動作し、平均50mW の消費電力であるため、携帯端末等、低消費電力が要求される機器へ適している。そこで、携帯端末等での動画像送信で必要となる低ビットレート向け動画像圧縮に対しての利用について検討することとした。今回は、このプロセッサを動画像の圧縮システムに組み込む際の周辺回路を設計し、システムとしての速度等を評価した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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