算術演算回路の機能情報抽出
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概要
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ディジタル回路の自動設計においては、上位レベルから下位レベルへの設計記述の自動変換だけではなく、下位レベルから上位レベルへの記述の変換も考えられる。この技術は、設計検証やドキュメントの作成などに利用でき、今後ますます重要になると考えられる。そこで我々は、論理回路レベルから機能レベルへの設計記述変換(機能情報抽出)に着目し、その基礎的手法並びにそれを応用した技術の研究を行ってきた。そして、対象を組合せ回路に限定して、機能情報抽出システムFINES(Functional Information Extraction System)を試作した。これは、論理回路レベルの構造記述(ネットリスト)から、機能表を自動作成するというものであったが、その後の改良により、機能レベルの記述言語も作成できるようになった。しかし、結局回路の機能そのものは論理式で表現されていたため、AplusBのような算術式がわかりやすく表現できないという欠点があった。本稿では、このような算術演算をうまく抽出してわかりやすく表現する方法について検討する。
- 1989-10-16
著者
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