有機多層構造セルの光電流スペクトル特性

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概要

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有機分子を用いた光電デバイスの研究では、C.W.Tangによってペリレン誘導体と銅フタロシアニン蒸着膜の2層構造で高効率の光電変換素子が報告され、また、筒井らによって、材料の純度や置換基等の影響が報告されている。また、筆者の1人である工藤によって有機積層膜のバイアス電圧の制御でスペクトル感度が変化する事が報告されている。本研究では、有機色素系材料においてpnp型さらにはpnpn型などの多層膜を作製し有機色素特有な透過吸収・発光スペクトル等の光フィルタ効果や電荷分離のバイアス電圧依存性などを利用した光カラーセンサーの作製を目的としている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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