中学1年生 : ともに学び合う「生き方を探る」総合人間科の授業実践 : 「出会い」を軸に、生き方決定の足跡をたどる(III.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平成14年度に新しい学習指導要領が幼稚園・小学校・中学校で導入され、全国一斉に「総合的な学習の時間」の取り組みが開始された。実際には、すでに多くの学校園において平成14年度以前の移行措置の期間に試行的な取り組みが行われてきている。平成14度に本校に入学してきた生徒たちの多くも、小学校時代に「総合的な学習の時間」の取り組みを行った経験を持っていた。主に集団(グループやクラス全体)で個別的なテーマに焦点を当てた小学校時代のトピック学習とは異なり、中学1年生では「生き方を探る」という大テーマのもと、キャリア形成につながるような「生き方を探る」学習を進めてきた。 2002年度の授業実践においては、プログラムの大まかな内容については例年の流れを継承しつつ、「ともに学ぶ」ことを重視する学年のテーマに沿った活動をすべく、同じ「生き方を探る」というテーマで総合人間科の学習を進める高校3年生の生徒を講師に迎え「生き方を探る講演会」を実施し、1年間の学習活動を締めくくった。同学年の仲間同士で学び合う活動を一歩広げ、他学年の生徒、それも高校生と「ともに学ぶ」ことによって、生徒たちに入口(中1)と出口(高3)が一本に結ばれた中高一貫カリキユラムの特質を意識させる試みとなった。
- 名古屋大学の論文
著者
-
木下 雅仁
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
-
大林 直美
名古屋大学教育学部附属中学校高等学校
-
原 順子
名古屋大学教育学部附属中学校高等学校
-
木下 雅仁
甲良町立甲良中学校
-
山田 孝
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
-
原 順子
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
-
山田 玲子
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
-
大林 直美
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
関連論文
- 第6節 高校3年生 生き方を探るII(第2章 総合人間科の取り組み, VI. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 高校2年生:国際理解と平和II(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- アドバンスト・サイエンス・プロジェクト(ASP)学びの杜(V アドバンスト・サイエンス・プロジェクト(ASP)の取り組み)
- 中学3年生:国際理解と平和I : 戦争体験から(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 「人間や社会に対する考え方の基礎を養う」授業の効果に対する実験的検討
- 2)自然と科学 後期(第2章 自然と科学,III. サイエンスリテラシープロジェクトII (SLPII)-問題発見・解決型の学習を通して多元的な思考力と探究心を育む-)
- 新教科群 : 共生と平和の科学(IV.中学選択プロジェクト・高校新教科群)
- 第1章 サイエンスリテラシープロジェクトIIの概要(III. サイエンスリテラシープロジェクトII (SLPII)-問題発見・解決型の学習を通して多元的な思考力と探究心を育む-)
- 第2章 11講座の取り組み(II. サイエンスリテラシープロジェクトI(SLPI)-好奇心の扉をひらく-)
- 2)地球市民学 後期(第3章 地球市民学 : 『共生と平和の科学』,III. サイエンスリテラシープロジェクトII (SLPII)-問題発見・解決型の学習を通して多元的な思考力と探究心を育む-)
- 第3節 中学3年生 平和と国際理解I : 人と地域と歴史の繋がりから平和を考える(第2章 総合人間科の取り組み, VI. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- サイエンス・リテラシー・プロジェクトI 授業実践報告(III. サイエンス・リテラシー・プロジェクトI (SLPI)の取り組み)
- 新教科群4) 共生と平和の科学(IV. サイエンス・リテラシー・プロジェクトII (SLP II)の取り組み)
- 2.SLPII(新教科)部会中間報告(VI.研究グループ中間報告)
- 高校新教科群 4 「共生と平和の科学」『子どもの人権』『環境』『ジェンダー』を軸に共生と平和を考える : 研究協議会報告・生徒集録から読むテーマ選択の動機と結果(III.中学選択プロジェクト・高校新教科群の取り組み)
- 中学3年生:「国際理解と平和I」 : 戦争の記憶から平和を考える(II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 共生と平和の科学『子どもの人権』『環境』『ジェンダー』を軸に共生と平和を考える : 生徒アンケート 3年間の年次比較(新教科群4),III.高校新教科群の取り組み)
- 2004年度中学二年総合人間科の取り組み : 生命と環境-仲間と学び、自ら語る-(中学2年生,II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 新教科グループ活動報告(2. 新教科群, VI. 研究グループ中間報告)
- 新教科 (4) 共生と平和の科学『子どもの人権』『環境』『ジェンダー』を軸に共生と平和を考える : 3つの軸の広がりと結びつきを意識した2年目の実践(III. 中学選択プロジェクト・高校新教科群)
- 中学2年生 林間学校をふまえた総合人間科(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 中学1年生 : ともに学び合う「生き方を探る」総合人間科の授業実践 : 「出会い」を軸に、生き方決定の足跡をたどる(III.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 技術・家庭科((5)中高一貫カリキュラムにおける教科の取り組み)(4.大学との連携を生かした特色ある中高一貫カリキュラムの実践)(研究開発二年次の報告 :「高大の連携」を生かした「青年期のキャリア形成」 : 総合的学習の発展を軸とした併設型中高一貫カリキュラムの開発)
- 総合人間科の中高一貫カリキュラムの導入期を支える「生き方を探る」実践 : 『出会い』から人生の足跡をたどる(中学1年生)((4)キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)(4.大学との連携を生かした特色ある中高一貫カリキュラムの実践)(研究開発二年次の報告 :「高大の連携」を生かした「青年期のキャリア形成」 : 総合的学習の発展を軸とした併設型中高一貫カリキュラムの開発)
- 生き方を探る : 出会いから学ぶ(中学1年生)(IV 2000年度総合人間科の取り組み)(研究開発)
- 「沖縄文化体験」-伝統文化を体験する : 美術科+家庭科の合科の試み(高校2年生 2.各論II)(II 1999年度総合人間科の取り組みと公開授業の実践報告)(総合人間科の発展的展開)
- Task-based Syllabusの開発の試み : Long Term Projectsが生徒の学業達成・動機づけに及ぼす影響
- B:キャリアグループ報告(VI.研究グループ中間報告)
- 中学1年生「生き方を探る」総合人間科の授業実践と自己表現(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- ソーシャルライフの今後の展望と提言(1. ソーシャルライフ, VI. 研究グループ中間報告)
- 国際理解・人権・平和(高校2年生総合人間科)((4)キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)(4.大学との連携を生かした特色ある中高一貫カリキュラムの実践)(研究開発二年次の報告 :「高大の連携」を生かした「青年期のキャリア形成」 : 総合的学習の発展を軸とした併設型中高一貫カリキュラムの開発)
- 沖縄学習を軸としたクロスカリキュラムの試み(高校2年生 1.総論)(II 1999年度総合人間科の取り組みと公開授業の実践報告)(総合人間科の発展的展開)
- 1.TT(教官チーム)による授業(「国際理解・人権・平和」の取り組み : 「TT (教官チーム)による授業」と「ディベートによる沖縄学習)(高校二年必修総合人間科)(総合人間科(第2報))
- 平和を学ぶ : 沖縄から世界を考える(高校2年)(総合人間科(第2報))
- 学年テーマ「国際理解・人権・平和」(高校二年)(各学年の取り組みから)(総合人間科 初年度第一次報告)(学校改革としての研究開発学校の取り組み)(特別研究)
- 「国際理解と平和I」体験を通して考えよう : 視野を広げ理解を深める(中学3年生)(IV 2000年度総合人間科の取り組み)(研究開発)
- 中高一貫ワーキンググループ中間報告(中高一貫カリキュラムへの展望)(特別研究)
- 総合人間科はどのように役立つか
- 第1節 中学1年生 生き方を探るI : ファシリテーションを組み入れた協同学習(第2章 総合人間科の取り組み, VI. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 高校1年生:生命と環境II : あすの地球社会を考えよう(II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 本校における着衣水泳の導入についての報告(体育科)(教科研究)
- 第5章 名古屋大学と連携した探究活動(V. 研究的探究活動の取り組み)
- 高校3年生:生き方を探るII 「キャリア・カウンセリング機能」としての「総合人間科」 : 系統別グループによる「キャリア意識」形成の取り組み(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 平和・国際理解・人権II : 沖縄から見つめ直す自分、世界、そして平和へ(高校2年生,II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 高校1年生 生命と環境II : 共に生きる! 地球と私たち(II. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 生徒の実態調査アンケート結果(総合人間科(第2報))
- 2.中学コート自由化運動 : 生徒の自主的な活動の試みとして
- 1.中・高校生徒会による購買自動販売機の改善要求運動について(生徒指導研究)(共同研究)
- 新教科群 : 国際コミュニケーション学(IV.中学選択プロジェクト・高校新教科群)
- 「生き方」を考える : 高校三年生の「総合人間科」の授業(高校3年生)(IV 2000年度総合人間科の取り組み)(研究開発)
- 生き方を共有するスピーチの取り組み(生き方を探る-これが私の生きる道)(3.高校3年生)(II.総合人間科高校の実践報告)(継続する総合人間科の取り組み)
- (3)新教科群(4.大学との連携を生かした特色ある中高一貫カリキュラムの実践)(研究開発二年次の報告 :「高大の連携」を生かした「青年期のキャリア形成」 : 総合的学習の発展を軸とした併設型中高一貫カリキュラムの開発)
- 第2節 中学2年生 生命と環境I : 調べる、体験する、人から学ぶ(第2章 総合人間科の取り組み, VI. キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 第3章 オープンクラスウィーク(VIII. 公開授業・研究会)
- 社会科 「ヴェトナム戦争を体感する〜ホーチミン・フエ・ハノイの旅」 : ヴェトナム戦争のビジュアル教材化の取り組み(V.教科研究・特別研究)
- 高校新教科群 1 自然と科学(III.中学選択プロジェクト・高校新教科群の取り組み)
- 高校2年生:国際理解・人権・平和(II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 大学連携「学びの杜」講座の単位化への取り組み(IV.大学連携の試み)
- 生命と環境II(高校1年生,II.キャリア形成を軸とした総合人間科の取り組み)
- 21世紀学力研究グループのまとめ(4. 21世紀学力, VI. 研究グループ中間報告)
- 大学連携「学びの杜」の取り組み(IV. 大学連携の試み)
- 新教科群 (1) 自然と科学 : 哲学史を取り入れた新教科「自然と科学」の取り組み(III. 中学選択プロジェクト・高校新教科群)
- 2.研究の経過(I.研究開発の概要)
- I.第2年次の取り組みの成果と課題(第一部 総括と実践)(新教科「総合人間科」の実践研究(第3報))(特別研究 文部省研究開発)
- 平和学習から日本と世界を考える(3.中学3年)(I.総合人間科中学の実践報告)(継続する総合人間科の取り組み)
- 社会科・理科 高校1年野外学習実践報告(共同研究)
- 1.青年期の「キャリア形成」を中心として(II研究開発の内容)(研究開発)
- PG57 Long Term Projectsによる英語授業シラバスの開発(2) : 学習動機づけ・学業成績との関連(教授・学習,ポスター発表G)
- PG56 Long Term Projectsによる英語授業シラバスの開発(1) : 学習動機づけを高める導入期の指導(教授・学習,ポスター発表G)
- PE119 生徒の社会性を育む授業の効果(2) : 面接による測定(ポスター発表E,研究発表)
- PD051 生徒の社会性を育む授業の効果(1) : 質問紙による測定(ポスター発表D,研究発表)
- 社会科・英語科 : GISによるクロスカリキュラムの実践(VI.原著(個別論文))
- PE67 クリティカルシンキング志向性および社会考慮の親子間関係 : 中学校1年生の親子を対象とした質問紙調査から(教授・学習,ポスター発表E)
- Long Term Projectsでつなぐ授業実践の理念と実際 : 中高一貫カリキュラムを意識した導入期のシラバス・デザイン(英語科)(教科研究)
- アンケートから得られたフィード・バック((5)2001年度中等教育研究協議会・公開授業)(研究協議会)
- 異文化間トレランスの獲得とその向上に至る転機 : 一外国人留学生を受け入れた事例から(特別研究)
- 新学習指導要領にもとづく英語科教育の目的と教科書における題材観 : 異文化理解を焦点にして(英語科)(教科研究)
- 生命と環境 : 個人研究へのこだわり(2.中学2年)(II.総合人間科第三年次中学の実践報告)(文部省研究開発 新教科「総合人間科」の実践研究(第4報))
- 国際理解と平和の教育をどうすすめるか : 《アジアの中の日本》に関する指導を中心に(社会科)(教科研究)
- 資料からみる沖縄の歴史-日本・アメリカと沖縄の視点から見た沖縄の返還-日本史と英語の授業(高校2年生 2.各論IV)(II 1999年度総合人間科の取り組みと公開授業の実践報告)(総合人間科の発展的展開)
- 男女共学の家庭科 : 中高一貫を踏まえた高2の授業実践(家庭科)(教科研究)
- 「社会志向性」と「社会的コンピテンス」を教育する
- 地歴科教育法受講者の社会科についての意識調査について(社会科)(教科研究)
- 3.大学生(社会科教育法受講者)の社会科の認識について(社会科)(教科研究)
- 第3回運営指導委員会報告(平成13年度文部科学省研究開発学校運営指導委員会報告)
- 第2回運営指導委員会報告(平成13年度文部科学省研究開発学校運営指導委員会報告)
- 第1回運営指導委員会報告(平成13年度文部科学省研究開発学校運営指導委員会報告)
- 1.大学との共同研究の推進(III.今年度研究開発の推進)(研究開発二年次の報告 :「高大の連携」を生かした「青年期のキャリア形成」 : 総合的学習の発展を軸とした併設型中高一貫カリキュラムの開発)
- 5.カリキュラム評価(I.「総合人間科」3年間の実践 : その成果と課題)(文部省研究開発 新教科「総合人間科」の実践研究(第4報))
- ヴェトナム戦争の授業化に向けて : ヴェトナム戦争の導入としての映画「フルメタルジャケット」(社会科)(教科研究)
- 生命と環境 : 地球を守るネットワーク(1.高校1年)(III.総合人間科第二年次高校の実践報告)(第一部 総括と実践)(新教科「総合人間科」の実践研究(第3報))(特別研究 文部省研究開発)
- フィールドワークへの取り組みを中心とした沖縄研究旅行の実践(C分科会≪平和を学ぶ≫)(中等教育研究協議会要旨)(1995年度研究協議会記録)
- 初心者が体験したインターネット : マックで簡単体験(特別研究)
- イメージ豊かな世界史の授業 : ビジュアル資料・実物資料を使った世界史の授業展開(社会科)(教科研究)
- 世界史学習からアジアを考える : 公開授業「インドの植民地化より」(国際理解と平和の教育をどうすすめるか : 《アジアの中の日本》に関する指導を中心に)(社会科)(教科研究)
- 2.「いじめ」の問題をどう見ているか : 中2Aの「いじめ」問題アンケートについて(国際理解と平和の教育について(第4報))(平和教育分科会)(特別研究)
- 91年度中学1年オリエンテーション合宿の概要(共同研究)
- 歴史を考えよう : 教科通信を使った歴史の授業(その1)(社会科)(教科研究)
- PC061 生徒の社会性を育む授業の効果(4) : 学級適応感および学習目標志向の変化(ポスター発表C,研究発表)
- PC060 生徒の社会性を育む授業の効果(3) : 友人関係の変化(ポスター発表C,研究発表)