臨床実習直前指導が実習への姿勢と実習後の職業的アイデンティティに及ぼす影響
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概要
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看護短大3年生(82名)に職業アイデンティティの形成を配慮した看護実習の直前指導を実施し,実習への姿勢,実習からの学び,実習後の職業的アイデンティティに及ぼす影響を検討した。結果は,次の通りである。1)実習直前指導は,看護技術を工夫して実習で使うのが楽しみになる等,実習への姿勢に良い影響を与えた。2)実習からの体験的な学びを測定するために収集した20項目からなる調査結果を因子分析した結果(看護短大3年生51名と4年制大学看護学科3年生31名,計92名),(1)見方の広がり,(2)患者理解の深まり,(3)技術の可能性の発見,(4)自己発見の4因子が抽出された。3)実習直前指導は,実習からの体験的学びにも実習後の職業的アイデンティティにも影響しなかった。4)実習からの体験的な学びは,実習後の職業的アイデンティティに影響した。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
-
落合 幸子
茨城県立医療大学保健医療学部人間科学センター
-
紙屋 克子
筑波大学社会医学系
-
マイマイティ パリダ
筑波大学大学院人間総合科学研究科
-
本多 陽子
筑波大学大学院人間総合科学研究科
-
本多 陽子
茨城県立医療大学人間科学センター
-
落合 幸子
茨城県立医療大学
-
本多 陽子
筑波大学大学院心理学研究科
-
本多 陽子
筑波大学心理学研究科
-
紙屋 克子
筑波大学
-
紙屋 克子
社会医学系看護学専攻
-
紙屋 克子
筑波大学 大学院人間総合科学研究科
-
マイマイティ パリダ
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学選考成人看護学部門
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