<原著論文>青年期の自己の存在価値への信頼と親からのメッセージとの関連
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概要
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青年期においては, 自己の存在に対する問いかけが特に顕在化する。なかでも, 自己の存在価値を見いだすことは垂要である。本研究では, 青年が抱く自己の存在価値への信頼の内容を明らかにし, 親から言語的・非言語的に伝えられた肯定的・否定的メッセージの影響を検討する。対象は, 大学生450名である。自己の存在価値への信頼を測定する尺度を作成し, 因子分析したところ, 自己の存在価値への信頼には5つの因子があった。自己の可能性への信頼, 愛し愛される存在としての確信, 自己の存在の根本的な否定, 自己の欠点や本質の隠蔽, 自己主張への恐れである。親からのメッセージは, 肯定・否定の一次元で説明された。5つの因子別に親からの肯定・否定メッセージの影響を見ると, 肯定的なメッセージが与えられると, 自己の可能性への信頼と愛し愛される存在としての確信が生まれやすいことがわかった。否定的なメッセージは, 一般的な青年では自己の存在価値への信頼とあまり関係がみられなかった。
著者
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落合 幸子
茨城県立医療大学保健医療学部人間科学センター
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落合 幸子
茨城県立医療大学
-
才津 芳昭
茨城県立医療大学人間科学センター
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Parry Neil
茨城県立医療大学人間科学センター
-
才津 芳昭
茨城県立医療大学
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小室 玲子
茨城県立医療大学附属病院
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長沼 恭子
筑波大学大学院博士課程心理学研究科
-
小室 玲子
茨城県立医療大学付属病院3aユニット
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長沼 恭子
筑波大学大学院(博)心理学研究科
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