知的インタラクティブメディアを用いた協調作業

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概要

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情報スーパハイウェイ構想などに見られる高速マルチメディア通信環境は,従来の人と人のコミュニケーションの形態を大きく変えると考えられる.しかし,同時に大量の情報が提供される側では,その中から必要なものを見い出す余計な労力を費やさねばならないかも知れない.一方,計算機の処理能力の進歩は,インタラクティブメディアにおける実時間情報処理の適用可能領域を急速に広げつつあり,将来はメディア上の情報を実時間で意味的に処理しながら利用者の求める情報を提供するようなサービスも,あながち夢ではないかもしれない.このような背景を踏まえた上で,本報告では,知的インタラクティブメディアによる協調作業の例として臨場感通信会議に関する研究[8]の例を中心に述べる.また,臨場感通信会議のような3次元画像通信を用いて協調作業を実施する際の要素技術と知的インタラクティブメディア処理の関連についても言及する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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