面間の動的拘束を用いた仮想物体の操作補助法
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概要
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仮想環境における物体配置操作に, 自然なユーザインタフェースを提供する方法について述べる. 実時間で検出された物体の衝突面を用いることにより, 複雑な形状の物体の接触面を動的に決定し, この面で物体の運動を拘束する. ここで, 操作者の手の動きは制限せずに, 物体の仮想空間内での位置のみの自由度に制限を設け, この位置を視覚的に操作者に提示する (視覚的位置の制限). 本手法は力フィードバック機構など特別なハードウエアを用いる必要がなく, 擬似的な磁石を模擬することにより, 自然なユーザインタフェースを提供する. これにより, 操作者は仮想物体の配置操作を精度良く, また効率的に遂行することができる. 本論文ではまず, 仮想物体操作を補助する方法について述べる. 続いて配置精度と作業効率に関して, 提案した操作補助法の有効性を被験者実験を通して確認する. 最後に応用例として, 本操作補助法を利用した仮想積木の組立て作業を, 実世界の積木組立て作業と比較し, 議論する.
- 1996-02-25
著者
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