発想支援システムに関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
発想支援システムに関する研究は近年盛んに行なわれており、既に多くのシステムが開発されている。コンピュータが提供する支援の内容によってこれらを分類すると、人間が快適に思考し、効率良くアイディアを出し、それらをまとめていける「場」を提供する「環境提供型」発想支援と、発想のきっかけとなるなんらかの情報をコンピュータが提供する「情報提供型」発想支援の二つに大別される。発想を支援するシステムでは、この両方の型の支援を具備することが望ましい。ここでVirtual Reality技術を応用した臨場感通信会議システムを発想支援システムとして見ると環境提供型とみなすことができ、さらに情報提供型発想支援機能を組み込めば、プレインストーミングのような発想作業をトータルに支援するシステムを実現できると考えられる。このような観点から、我々はこの臨場感通信システムを強力な発想支援システムとして応用するための情報提供型発想支援機能について検討を進めている。本稿では、「発想とは、ぜんぜん性質の違う異質のデータの組み合わせから発見されるものである」という視点から、特に発想者にとって意外性のある情報を提供することに主眼をおいた情報提供型発想支援の実現手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
関連論文
- ヒューマンインタフェースシンポジウム2007報告
- 眼球運動下の視空間の安定知覚のための適応的カルマンフィルタモデル
- 回転スペクトル法に基づく眼球運動パターンの挙動特徴量解析
- 大画面における頭部と眼球運動の協調性に関する一検討
- 背景参照画像と両眼視差を用いた任意背景中の人物像抽出(画像処理-アルゴリズムとシステム-)
- 個々人のアイデアを組み合わせ・連想する能力を考慮したヒントサポート方法の提案と実装
- 機能性高分子を用いた嗅覚ディスプレイの開発およびビデオへの応用(インタラクティブシステム,人間中心のユニバーサル/ユビキタス・ネットワークサービス)
- 仮想空間と実空間の融合のための自動色調調整
- 仮想空間と実空間の融合のための自動色調補正
- Homotopyに基づいた表情の3次元アニメーション
- ホモトピーに基づいた三次元顔画像の表情生成の一検討 : 視聴覚,画像処理・コンピュータビジョン・マルチメディアおよび一般 : 視聴覚技術 : 画像処理・コンピュータビジョン
- ホモトピーに基づいた三次元顔画像の表情生成の一検討
- 13-4 顔の側面輪郭線における特徴点抽出処理に関する一検討
- 仮想空間会議システムにおける顔画像処理手法 : 顔の特徴情報の抽出と合成
- 人や場を演出する音楽創奏システムの提案
- 旋律を奏でられる即興演奏用リズム楽器の提案
- 注視点較正のための視標提示に関する一検討
- 人や場を演出する音楽創奏システムの提案
- 視点追従型立体表示装置の追従特性評価
- AICに基づく結合判断機能をもつ Snakes による輪郭の自動抽出・追跡法
- 3次元計測に基づく顔表情変化の分析と合成
- 個々人のアイデアを組み合わせ・連想する能力を考慮したヒントサポート方法の提案と実装
- 非同期環境におけるコミュニケーションを触発する実世界指向らくがきメディアの構築と評価(セッション2 : 実世界志向)
- 学芸員と見学者を仲介して博物館展示の意味構造を個人化する手法の提案 (人文科学とコンピュータ)
- マルチエージェントによるグループ思考支援(ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
- 協同発想と情報共有を促進する対話支援環境における情報の個人化 (コンカレント・コラボレーション技術論文小特集)
- 一参加者として対話に加わる対話活性化エージェント
- 発散的思考支援を目的とする関連性と異質性を併せ持つ情報の抽出手法の検討
- 新たな話題を提供し対話を活性化するエージエント
- グループディスカッションにおける話題空間の可視化と発言エージェント
- 新たな視点を提供することによるグループディスカッションの活性化
- 発想支援システムに関する一考察
- フレーズと音楽プリミティブの相互関係の可視化による旋律創作支援の試み (ヒューマンインタフェースとインタラクション)
- グループによる発散的思考における自律的情報提供エージェントの影響(「オフィスにおける知的生産性向上支援ツール」にあたって)
- 発話の時間推移を考慮した自由対談文のセグメント分割手法(並列処理)
- 対話的集落変遷シミュレーションシステムの作成と博物館展示のためのユーザインタフェースの提案
- 創造的音楽表現を可能とする音楽演奏支援手法の検討 : 音機能固定マッピング楽器の提案(次世代ヒューマンインタフェース・インタラクション)
- 両眼立体視ディスプレイにおける調節補償の検討
- 両眼立体視ディスプレイにおける調節補償の検討
- 臨場感通信会議における眼鏡無し立体ディスプレイ : 情報ディスプレイ,視聴覚技術,映像表現,画像処理・コンピュータビジョン,画像通信システム,画像応用
- 視点追跡を用いた広視域立体表示技術
- 運動視における表示遅れの影響と高速画像生成表式方法
- 運動視表示の遅延による仮想空間操作への影響
- 注視部分を精細に表示する方法における画質の一検討 : 情報ディスプレイ無線・光伝送画像通信システム画像応用
- マルチモーダル3-D形状編集システムの実現
- octreeとポテンシャル場を用いた三次元環境での経路探索
- 手振り認識のための手形状記述について : 画像通信システム,画像応用
- 把持動作におけるpreshapingの解析とターゲット予測
- 眼のCGアニメーションと視線の知覚に関する検討
- 眼のCGアニメーションと視線の知覚に関する検討
- 画像処理を用いた実時間手振り推定とヒューマンインタフェースへの応用
- 樹木画像を入力とする3次元樹木形状のフラクタルモデルの自動推定方法についての評価
- 面間の動的拘束を用いた仮想物体の操作補助法
- 人物の回転画像からの3次元顔モデルの再構成
- octreeと多面体表現を用いた三次元物体間の衝突面検出
- 実物との混在表示における2眼式立体画像の融像特性(次世代画像技術)
- 2眼式立体表示と実物との混在表示における融像特性 : 立体視・立体画像関連および一般 : 視聴覚技術
- インタフェースと見せる技術
- 焦点調節補償型立体表示装置の検討
- 実写画像を用いた輻輳と焦点調節が矛盾しない両眼視差表示
- 2面接続形立体ディスプレイにおけるシームレス表示性の検討
- 臨場感通信会議における仮想空間を介した指差し指示動作知覚の評価
- 13-3 色彩テクスチャーを用いた領域の同定について
- 13-2 人物像抽出のための背景領域除去に関する検討
- 色彩テクスチャーを用いたカラー画像の解析 : 画像通信システム画像応用
- 人物画像の色彩入力と再生に関する検討
- 人物画像中の色彩情報の入力・記述法
- 色彩情報を用いたカラー画像の領域分割
- 仮想空間を用いる通信会議のための人物像入力・合成手法 : 色彩情報の入力・合成
- 12-6 顔画像における顔構成要素の領域に抽出に関する一検討
- 顔の3次元モデルの自動生成法に関する検討 : 画像通信システム : テレコンファレンスおよび画像一般
- 視覚と力覚のフィードバックを利用した仮想物体操作補助
- 臨場感通信会議における参加者の対面状況の保持特性の評価
- 仮想物体操作における力覚と視覚のフィードバックの利用
- ポインティング知覚における指差し情報と視線情報による正答率
- 手袋着用による指差し目標物の検知率の低下
- 7-5 臨場感通信会議における参加者の対面状況の保持特性の評価
- 7-1 仮想物体操作における視覚・力覚・聴覚フィードバックの利用
- 画像ボケの奥行き知覚および仮想物体操作に及ぼす影響
- 臨場感通信会議におけるマルチモーダルインタラクション
- 3次元投影カーソルの提案と評価(マルチメディア時代の画像処理)
- 臨場感通信会議のための画像・センサ・言語情報からの画像合成の一検討 : 画像通信システム
- A-161 テクスチャブレンディング法を用いた表情再現法(A-6. ヒューマンコミュニケーション,一般講演)
- 遺伝的アルゴリズムを用いた顔画像からの表情検出の一検討
- 臨場感通信会議のための実時間3次元表情再現
- 実画像中からの人物動作情報の抽出 : 情報入力,情報ディスプレイ
- 実画像中からの人物動作情報の抽出
- 臨場感通信のテレコンファレンスへの適用
- 臨場感通信のための広視野表示方法
- 知的インタラクティブメディアを用いた協調作業
- 仮想空間を利用した協調作業環境の一検討
- ネットワーク型ウェアラブル音楽創奏システムと日常生活空間演出構想の提案(ウエアラブルVR)
- Q&Aサイトにおける社会調査型質問への回答者に対する信頼性判断支援システム
- 意思決定プロセスの振り返り支援を重視したノミナルグループ手法に基づく意思決定支援システム
- 集合的に収集された楽曲関連画像の演奏表情構築への影響
- 微少遅延聴覚フィードバックを用いたドラム演奏フォーム改善支援システム
- 並列計算機による3次元物体の実時間衝突面検出
- 並列計算機を用いた三次元物体の実時間衝突検出法
- 聞き手が話者のパラ言語を調整して自らの意向を反映させる対面コミュニケーションメディア (画像工学)
- 超低音速場における対面対話の変容とその活用に関する研究 (画像工学)