視点追従型立体表示装置の追従特性評価
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概要
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我々は、遠隔地にいる人間があたかも対面しているかのような感覚でコミュニケーションできる臨場感通信会議システムの研究を行っている。従来の立体表示技術としては、液晶シャッタ眼鏡や偏光眼鏡を用いる方式が一般に広く用いられている。しかしこの方式では眼鏡等の器具を装着する必要があるため、より自然な感覚で仮想空間に入り込むという点では制約を受ける。これに対しレンティキュラー方式の立体表示法は、器具を一切必要としない点で有望視されている。しかしレンティキュラー方式では原理的に立体視域が離散化され観察者が自由に動くことができない。この欠点を解決するために赤外線ステレオ計測法を導入した視点追従型レンティキュラー立体表示装置を報告した。これらシステムでは視点追従速度の向上が課題であった。本報告では視点追従型レンティキュラー方式における立体視特性をCG画像上でシミュレートし、要求される視点追従速度の見積もりを主観評価により行ったので報告する。
- 1995-03-27
著者
-
岸野 文郎
ATR通信システム研究所
-
志和 新一
ATR通信システム研究所
-
志和 新一
Atr通信システム研究所知能処理研究室
-
大村 克之
ATR通信システム研究所
-
大村 克之
ATR知能映像通信研究所
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