おいしさを調節する脳内物質の探索 : ヒドラを用いた実験手法(<総説特集>II おいしく味わう脳のしくみ : 脳内物質の観点から 5)
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概要
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淡水産腔陽動物ヒドラはS-メチルグルタチオンの触手球形成応答は刺激液中に存在する様々な生理活性ペプチドによって敏感に修飾を受ける。これを利用して、ラットなどの高等動物の脳脊髄液などの様々なペプチドを含む非常に複雑な生物学的試料中のペプチド性因子の消長・変動の研究に応用できる。本稿では、ヒドラのシステムを述べるとともに、ラットを強制的に運動させて疲労させたときやキニーネを強制的に味わせたときに脳脊髄液中に現れる因子について述べ、最後に、ヒドラの応答測定をコンピュータ化する試みについて述べたい。
- 日本味と匂学会の論文
著者
-
花井 一光
京都府立医科大学医学研究科生命情報科学
-
眞鍋 康子
独立行政法人 酒類総合研究所
-
今泉 正洋
京都大学大学院農学研究科
-
伏木 亨
京都大学農学研究科・食品生物科学・栄養化学
-
伏木 亨
京都大学大学院農学研究科
-
今泉 正洋
京都大・院農・食品生物科学・栄養化学
-
真鍋 康子
京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻・栄養化学講座
-
伏木 亨
京都大学大学院・農学研究科・栄養化学分野
-
真鍋 康子
酒総研
-
花井 一光
京都府立医科大学医学研究科物理学教室
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