水辺管理区域の現況とその保全が林業に及ぼす影響 : 岩手山周辺地域を事例として
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概要
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数値地図,現存植生図,森林資源GISデータ等を用いて岩手山周辺地域の植生状況と水辺管理区域(RMZ)の施業規制が木材生産に及ぼす影響を分析した。RMZは,永久河川・湖沼からのバッファリングによって設定した。RMZの占める面積割合は,その幅15mでは4%,50mでは11%に達した。森林区域以外のRMZでは,森林はわずかであることから,水辺林回復が必要である。一方,森林区域のRMZでは,人工林率は少ないが,民有林では高齢林が少なく,保全の必要がある。また,RMZを含む林分は,出材しやすい場所が多く,民有林の林分は高い割合でRMZに包含された。現状の規制は緩く,RMZを禁伐とした場合の補償額は,幅を広くとるほど高額となる。他方,小面積林分を規制対象から除外すると,保全されるべきRMZが断片化した。以上から,個人有林等に対してはRMZの幅を小さくし,施業用件を緩和する等の措置が適当と考えられる。
- 日本森林学会の論文
- 2005-10-01
著者
-
西園 朋広
独立行政法人森林総合研究所東北支所
-
西園 朋広
森林総合研究所東北支所
-
久保山 裕史
森林総研
-
久保山 裕史
(独)森林総合研究所
-
久保山 裕史
森林総合研究所林業システム研究室
-
粟屋 善雄
(独)森林総合研究所
-
粟屋 善雄
森林総合研究所東北支所
-
西園 朋広
(独)森林総合研究所東北支所
-
田中 邦宏
(独)森林総合研究所関西支所
-
大石 康彦
(独)森林総合研究所多摩森林科学園
-
横田 康裕
(独)国際農林水産業研究センター
-
天野 智将
(独)森林総合研究所東北支所
-
古井戸 宏通
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
古井戸 宏通
(独)森林総合研究所東北支所
-
大石 康彦
森林総合研究所東北支所
-
大石 康彦
独立行政法人森林総合研究所東北支所
-
大石 康彦
森林総合研究所 多摩森林科学園
-
天野 智将
森林総合研究所東北支所
-
久保山 裕史
森林総合研究所
-
久保山 裕史
森林総合研究所林業経営・政策研究領域
-
横田 康裕
森林総合研究所
-
天野 智将
森林総研
-
横田 康裕
森林総合研究所東北支所
-
久保山 裕史
森林総研東北
-
久保山 裕史
森林総研東北支所
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