多数カメラによる実時間手振り認識

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
著者らは、臨場感通信会議として非装置型の仮想空間提示システムの研究を進めており、手振り認識に関してはビジョンベースの装置を提案している。同様の研究は各所で進められているが、特殊なマーカーの貼付を必要としたり、累積誤差が多くなるといった問題がある。著者らは、重心と指先点の平面内での位置により手形状を表現するという高速処理の容易なモデルを用い、2台のカメラで手振りを追跡することで、マーカーの貼付を必要とせず実時間で運動復元を含む処理が可能なシステムを構築してきた。しかしながら、従来はカメラ軸と手平面が平行となるような条件では指先点を正しく求めることができず、動作が不安定となっていた。本報告では、多数のカメラを適宜切り替えることが安定した認識が可能な手法の概略について述べ、実験結果を示す。
1995-03-27

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク