追跡対象の動きを利用したカメラ位置・姿勢の逐次自動校正

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
非同期多視点画像を用いた人物追跡システムの拡張を容易にするため、システムに追加したカメラの位置・姿勢を追跡対象の動きを利用して自動的に校正する手法を提案する。本手法では、追跡システムによるの対象物体の3次元位置推定値と画像上での位置・大きさを手がかりとしてカメラの校正式を線形化し、誤差の大きい入力データに対しても安定した推定処理を可能とした。また、校正の誤差評価を行い、校正精度に応じて追加したカメラによる観測結果を追跡処理に利用する。これによりカメラ数の増加に伴って、追跡の可能な範囲が拡大し、追跡の精度が向上する。本手法を応用することにより、多数のカメラを必要とする大規模人物追跡システムにおいても、カメラの設置が容易に行えるようになると考えられる。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2001-06-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク