京都の伝統野菜の生物的抗変異原性(第15回公開シンポジウム「食べ物によるがん予防戦略を考える : 生活環境中の植物成分の抗変異・抗発がん作用とそのメカニズム」)
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概要
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Heirloom vegetables in Kyoto, that have preserved their seeds by a traditional cultivation, have a more savory taste than conventional vegetables. The bioantimutagenic activity in such vegetables has been examined using the UV-induced mutation assay of Escherichia coli B/r WP2 and human fibroblasts. We report three major findings. Firstly, extracts from heirloom Kamo-nasu eggplant, Shishigatani-kabocha pumpkin and Katsura-uri pickling melon revealed stronger bioantimutagenicity than extracts from the counterpart conventional vegetables. Secondly, seven strains of the heirloom daikon in Kyoto were found to have a higher potency of antimutagenicity than conventional daikon. The active bioantimutagen principle was identified to be 4-(methylthio)-3-butenyl isothiocyanate, which causes the pungency in daikon. Thirdly, the aqueous fraction in Fushimi-togarashi sweet pepper facilitated the repair of UV-induced cyclobutane pyrimidine dimer in human fibroblasts.
- 日本環境変異原学会の論文
- 2004-12-20
著者
-
佐藤 健司
京都府立大学・人間環境学部・食保健学科
-
中村 考志
京都府立大学生命環境学部
-
森 俊雄
奈良県立医科大学先端医学研究機構ラジオアイソトープ実施試験
-
中村 考志
京都府立大学生命環境学部:京都府農林センター園芸部
-
中村 孝志
田辺製薬株式会社分析研究所
-
岡本 繁久
鹿児島大農学部
-
松尾 友明
鹿児島大学・農・生物資源
-
岡本 繁久
鹿児島大学・農・生物生産
-
大槻 耕三
京都府立大学人間環境学部食保健学科食品科学研究室
-
友兼 泉
京都府立大学人間環境学部食保健学科
-
岡本 繁久
鹿児島大学農学部
-
松尾 友明
鹿児島大学大学院連合農学研究科
-
松尾 友明
Faculty Of Agriculture Kagoshima University
-
佐藤 健司
京都府立大学 大学院生命環境科学研究科
-
中村 考志
京都府立大学 人間環境 食品科学
-
松尾 友明
鹿児島大
-
森 俊雄
奈良県立医科大学ri実験施設
-
大槻 耕三
京都府立大学人間環境学部
-
友兼 泉
京都府立大学人間環境学部食保健学科:(現)辻学園栄養専門学校中央研究室
-
中村 考志
京都府立大人間環境学部
-
中村 考志
京都府立大学人間環境学部
-
岡本 繁久
鹿児島大 農
-
佐藤 健司
京都府立大学
-
松尾 友明
静大・農・農化
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