抗酸化物質の2成分混合系におけるDPPHラジカル消去活性
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概要
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DPPHラジカル消去活性測定法を用いて,2成分間の活性に及ぼす効果(相乗効果,相加効果,相殺効果)について検討した.11種の酸化防止剤55通りの組み合わせでは,36通りにおいて統計上相乗効果,1通りで相殺効果と判定される結果が得られた.一方,24種の化合物276通りの組み合わせ(うち15通りは重複)では,74通りにおいて相乗効果,61通りで相殺効果が得られた.しかし,これらの多くの組み合わせによる効果は弱く,相加効果をわずかに上回る,あるいは下回る程度であり,2割以上の活性増強が認められた組み合わせは14通り,2割以下の活性低下が認められた組み合わせは33通りであった.一方,α-トコフェロールとの組み合わせのうち6通りで,p-クマル酸との組み合わせのうち4通りで2割以上の活性増強が観察され,バニリン酸との組み合わせのうち17通りで,p-クマル酸との組み合わせのうち12通りで2割以下の活性低下が観察された.
- 社団法人 日本食品科学工学会の論文
- 2009-03-15
著者
-
松藤 寛
日本大学生物資源科学部
-
松本 清
九州大学大学院農学研究院
-
山崎 壮
国立医薬品食品衛生研究所
-
山形 一雄
日本大学
-
千野 誠
日本大学生物資源科学部食品科学工学科
-
松井 利郎
九州大学大学院農学研究院
-
島村 智子
高知大学農学部
-
受田 浩之
高知大学農学部生物資源科学科
-
山形 一雄
日本大学生物資源科学部
-
松藤 寛
国立衛研
-
松藤 寛
日本大学生物資源学部食品科学工学科
-
千野 誠
日本大学生物資源学部食品科学工学科
-
佐々 怜一郎
日本大学生物資源学部食品科学工学科
-
本間 友輝
日本大学生物資源学部食品科学工学科
-
宮島 拓臣
日本大学生物資源学部食品科学工学科
-
松藤 寛
日本大 生物資源科学
-
松井 利郎
九州大学大学院農学研究院生物機能科学部門
-
松井 利郎
九州大学大学院生物資源環境科学研究科
-
受田 浩之
高知大学農学部
-
松井 利郎
九大 大学院農学研究院
-
松本 清
九州大学大学院農学研究院:(現)崇城大学生物生命学部
-
山崎 壮
実践女子大学
-
山崎 壮
国立衛研
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