63(P29) モロヘイヤ(Corchorus olitorius)中の強心配糖体について(ポスター発表の部)
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概要
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Four new cardenolide glycosides were isolated from the seeds of Corchorus olitorius L. (Japanese name "Moroheiya") with four known digitoxigenin glycosides (coroloside, glucoevatromonoside, deglucocoroloside,evatromonoside) and four known strophanthidin glycosides (erysimoside, olitoriside, corchoroside A and helveticoside). On the basis of chemical and spectroscopic evidence, their structures were established as cannogenol 3-O-β-D-glucopyranosyl-(1→4)-O-β-D-boivinopyranoside, periplogenin 3-O-β-D-glucopyranosyl-(1→4)-O-β-D-digitoxopyranoside, digitoxigenin 3-O-β-D-glucopyranosyl-(1→6)-O-β-D-glucopyranosyl-(1→4)-O-β-D-digitoxopyranoside and canarigenin 3-O-β-D-glucopyranosyl-(1→4)-O-β-D-altromethylopyranose (or canarigenin 3-O-β-D-glucopyranosyl-(1→4)-O-β-D-allomethylopyranose). The acute oral toxicity of isolated cardiac glycosides was tested in male ddY mice (6 weeks of age). The LD_<50>, values of a mixture of erysimoside and olitoriside (6/4), and a mixture of coroloside and glucoevatromonoside (1/1) were>500mg/kg. Further toxicity testing could not be carried out because the amounts of the cardiac glycosides isolated were insufficient. HPLC analyses revealed that dark grayish green seeds contained more cardiac glycosides than dark grayish yellow seeds. Also, it suggested that the former contained SP diglycosides rather than SP monoglycosides and DG glycosides. Aerial part of C. olitorius has been used as a vegetable and sources of health tea and health food products in Japan. Therefore, analytical method of cardiac glycosides in these samples was developed. Methanol extracts of the samples were hydrolyzed in methanol-0.3mol/L HCl(2: 1) for 3h at 70℃ (hydrolysis of SP glycosides) or 6 days at room temperature (hydrolysis of DG glycosides). The hydrolysate was subjected to a Bond Elut Silica cartridge to clean up and the eluate was applied to HPLC. The HPLC analyses revealed that the edible samples did not contain SP and DG glycosides.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1998-08-31
著者
-
松藤 寛
日本大学生物資源科学部
-
酒井 信夫
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
-
穐山 浩
国立衛研
-
近藤 一成
国立医薬品食品衛生研究所
-
合田 幸広
国立衛研
-
中村 高敏
国立衛研
-
酒井 信夫
国立衛研
-
松藤 寛
国立衛研
-
近藤 一成
国立衛研
-
豊田 正武
国立衛研
-
中村 高敏
国立医薬品食品衛生研究所:医薬品医療機器総合機構
-
松藤 寛
日本大 生物資源科学
-
合田 幸弘
National Institute Of Health Sciences
-
近藤 一成
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
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