LS-MS/MSを用いたキャッサバ澱粉におけるシアン配糖体、リナマリンの定量
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概要
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キャッサバ粉及びキャッサバ澱粉中のシアン配糖体であるリナマリンの定量について、LC-MS/MSを用いた特異的かつ信頼性のある方法を確立した。リナマリンをアセトニトリルで抽出し、その後アミノカートリッジカラムを用いて固相法により精製した。HPLC分析はアイソクラティックで溶出し、イオン化はエレクトロスプレー法、ネガティブイオンモードで行なった。定量はMS/MS測定で行い、プレカーサーイオンm/z 246.1、プロダクトイオンm/z 161.0を用いた。標準溶液の検量線の直線性は0.001-0.1ppm(r^2=0.995-0.999)であり、サンプル中の濃度では0.18-18μg/gに相当する。キャッサバ粉における平均回収率は、約92-100%であった。キャッサバ粉及びタピオカ製品中における検出限界はそれぞれ0.75μg/gおよび0.84μg/gであった。
- 2012-04-23
著者
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手島 玲子
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
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穐山 浩
国立医薬品食品衛生研究所
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穐山 浩
農林水産消費技術センター
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合田 幸広
国立医薬品食品衛生研究所
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日野 明寛
国立医薬品食品衛生研究所
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近藤 一成
国立医薬品食品衛生研究所
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日野 明寛
九州大学 大学院 歯学研究院 口腔機能解析学 分野
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川原 信夫
国立衛研
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川原 信夫
医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター
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川原 信夫
Divition of Pharmacognosy and Phytochemistry, National Institute of Hygienic Sciences
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手島 玲子
国立医薬品食品衛生研究所
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手島 玲子
農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所 食品分析研究領域
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合田 幸広
国立医薬品食品衛生研究所生薬部
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合田 幸広
栃木県保健環境センター
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穐山 浩
アサヒビール
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日野 明寛
アサヒビール
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穐山 浩
国立医薬品食品衛生研究所食品部
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合田 幸広
国立医薬品食品衛生研究所 生薬部
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合田 幸弘
National Institute Of Health Sciences
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手島 玲子
国立衛研・機能生化学
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近藤 一成
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
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川原 信夫
National Institute Of Health Sciences
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川原 信夫
医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター筑波研究部
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川原 信夫
独立行政法人医薬基盤研究所
-
石塚(渡辺) 麻子
国立医薬品食品衛生研究所
-
小櫃 冴未
国立医薬品食品衛生研究所
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川原 信夫
独立行政法人 医薬基盤研究所
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手島 玲子
国立医薬品食品衛生研究所 食品添加物部
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