イムノプロテオミクス手法を用いたソバIgE結合タンパク質の網羅的検出
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概要
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The comprehensive IgE-binding capacities of proteins (allergenome) in buckwheat seeds were examined using immunoproteomic techniques. Salt-soluble proteins were extracted from buckwheat seeds, separated using one- and two-dimensional electrophoresis, and analyzed using western blotting with buckwheat-allergic patients' sera. A one-dimensional immunoblot analysis with the buckwheat-allergic patients' sera revealed some IgE-binding proteins, and multiple spots containing known and novel IgE-binding proteins were detected using two-dinensional immunoblotting. Some spots were newly identified as 13S globulin protein subunits or isoforms. Some spots that were homologous to vicilin-like proteins indicated the presence of newly identified vicilin-like proteins in buckwheat. These results obtained from an immunoproteomic analysis may contribute not only to the construction of a comprehensive IgE-binding protein map of buckwheat, but also the detection of isoforms of IgE-binding proteins in buckwheat variants.
- 日本食品化学学会の論文
- 2011-08-01
著者
-
手島 玲子
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
-
手島 玲子
国立医薬品食品衛生研究所
-
手島 玲子
農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
-
佐藤 里絵
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
-
中村 里香
国立医薬品食品衛生研究所代謝生化学部
-
中村 里香
国立衛研代謝
-
佐藤 里絵
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所食品素材科学研究領域
-
中村 里香
国立医薬品食品衛生研究所
-
佐藤 里絵
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品素材科学研究領域
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