色素増感太陽電池のための透明電極上への酸化チタンナノチューブの形成(有機・薄膜デバイス,一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
酸化チタンナノチューブは、色素増感太陽電池(DSC)の陰極材料として注目されている材料である。チタンの陽極酸化は、酸化チタンナノチューブ膜を作製する有力な手法である。酸化チタンナノチューブをDSCに応用するためには、導電性透明電極上に酸化チタンナノチューブを形成させなければならないが、そのためには、陽極酸化過程を解明し、制御しなければならない。電解液は陽極酸化過程に強い影響を与える。そこで、本研究では、電解液としてフッ化アンモニウムおよび水を含むエチレングリコール溶液を用い、チタン薄膜の陽極酸化過程に及ぼすフッ化アンモニウムや水の影響を調べた。その結果、それらの濃度が酸化チタンナノチューブの成長速度や形状に大きな影響を及ぼすことがわかった。また、これらの結果を用いて陽極酸化条件を最適化し、陽極酸化によって酸化チタンナノチューブの透明電極上へ直接形成に成功した。
2010-04-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク