状況内評価を記録するシステムSounding Boardにおける身体的行為とその効果の検討(<特集>協調学習とネットワーク・コミュニティ)
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概要
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状況内評価とは,活動の文脈を共有している人たちによる,その場その時の評価行為である.筆者らは状況内評価を表出させ,実践的に記録することを意図した評価システムとしてSounding Boardを開発し,様々な場面でその有効性を検証している.Sounding Boardでは,評価を記録する際に,評価者が記録端末(PDA)を評価対象に向けるような身体的行為を取らせることで,評価意志を周囲に示すことができるようになっている.本論文では,このような身体的行為が次の二つの点において有効であることを比較実験より示した.一つめは,端末を向ける身体的行為は評価関係とその意志とを周囲の参加者に明示できる点,二つめは,端末を向ける身体的行為は評価を躊躇させる要因である一方,評価内容に責任を持たせることができる点である.
- 2010-01-20
著者
-
葛岡 英明
筑波大
-
葛岡 英明
筑波大学大学院システム情報学研究科
-
加藤 浩
放送大学ICT活用・遠隔教育センター
-
山下 淳
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
市丸 俊亮
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
飯崎 裕史
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
鈴木 栄幸
茨城大学人文学部
-
稲垣 成哲
放送大学
-
加藤 浩
放送大学
-
葛岡 英明
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
山下 淳
筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻
-
山下 淳
産業技術総合研究所サービス工学研究センター
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