二色性反射モデルに基づくリアルタイム鏡面反射成分除去(一般セッション,事例ベースメディア解析)
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概要
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近年、コンピュータビジョンの分野において、鏡面反射成分と拡散反射成分の分離に関する研究が盛んに行われている。分離の主な方法として、偏光板を用いる方法や、色情報を用いる方法など様々な方法が提案されているが、道具を必要としたり、計算に時間がかかってしまうなどの問題がある。そこで本論文では、偏光板などの道具を使わず、カメラで取得した画像から、二色性反射モデルに基づく解析を行い、鏡面反射成分を除去し拡散反射成分だけを残した画像を高速に生成する手法を示す。この手法を用いてビデオカメラで取得した画像から、リアルタイムで鏡面反射成分を除去することに成功した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-09-02
著者
-
池内 克史
東京大学生産技術研究所
-
肥後 智昭
東京大学 情報理工学系研究科 電子情報学専攻
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宮崎 大輔
東京大学 生産技術研究所
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肥後 智昭
東京大学生産技術研究所
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宮崎 大輔
東京大学生産技術研究所
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