構造モデルに基づく格付リンククーポン社債の評価法(セッション2)

元データ 2005-12-20 一般社団法人情報処理学会

概要

格付リンククーポン社債は, 将来の格下げ時にはその時点の格付けに見合うクーポンを支払うことで, 格下げに伴う信用力の低下によって投資家が被るキャピタルロスを低減するような仕組みとなっている.格付けを明示的に取り扱うことができる社債評価モデルにJarrow, Lando and Turnbullモデル(以下JLTモデル: 1997)があるが, 格付け低下によるクーポン支払いの増加が企業財務の悪化をもたらし, 将来のクーポン支払いの可能性を低下させるような影響を取り扱うことができない.本論文では, JLTモデルの類似を踏まえて, 構造モデルのアプローチに基づく格付リンククーポン社債の評価モデルを提案する.数値実験からは, 期待通り上記の影響が確認された.

著者

宮崎 浩一 電気通信大学
宮崎 浩一 電気通信大学電気通信学研究科システム工学専攻
矢萩 一樹 電気通信大学大学院電気通信学研究科

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