不等サンプリング間隔の観測データを用いた追尾初期化方式の性能評価
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概要
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目標追尾では, クラッタ等の誤目標を含む観測データの中から, 目標航跡を抽出する追尾初期化処理が重要である。これを実現するための有効な手段としてMHT(Multiple Hypothesis Tracking)が近年注目を集めている.しかし, スキャンごとに数サンプリングの観測を行ない, 第一スキャンの最後のサンプリングから第二スキャンの最初のサンプリングの時間差が大きい特徴を持つセンサによる観測信号についてMHTを適用すると, 計算量が増大する問題点が発生する。そのため、生成される仮説数を制限し、実用上問題のない時間内で処理を行なうことのできるMHT処理方式を開発する必要がある。本報告では, 上記の問題点を解決するため提案した, スキャンごとに生成した仮説を組み合わせて航跡を確立する方式と, 従来方式の追尾初期化性能のシミュレーションによる比較結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-04-27
著者
-
系 正義
三菱電機株式会社鎌倉製作所
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辻道 信吾
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
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小菅 義夫
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
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系 正義
情報技術総合研究所
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小菅 義夫
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
-
福島 冬樹
三菱電機(株)情報技術総合研究所
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福島 冬樹
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
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辻道 信吾
三菱電機株式会社
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