航跡型MHTを用いた分離目標の追尾
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概要
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既知の目標を追尾する追尾維持では,一般に既に追尾開始された目標の航跡のみを扱い,新たな目標の発生は考慮しない.しかし分離する可能性がある目標が対象となる場合には,分離した目標も追尾するために新たに仮航跡を生成して目標航跡を開始する機能を併せ持つ必要がある.この要求を満たすアルゴリズムとしてMHT(Multiple Hypothesis Tracking)が知られており,その追尾開始機能を向上させた航跡型MHTが提案されている.今回航跡型MHTによる分離目標追尾のシミュレーションを行ったその際,誤航跡の開始を抑制するために,(1)航跡の開始について分離元の目標航跡との運動諸元の類似性に着目した制限を設ける,(2)探知データのS/N情報を仮説の信頼度計算に反映するという2点の改良を検討し、その効果を確かめた.本稿ではその性能評価について説明する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-04-19
著者
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