Co-Cr/Cr系高密度長手記録媒体の強磁性層の特性評価

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概要

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面内磁気記録媒体であるCo_<83>Cr_<17>/Cr二層膜におけるCo_<83>Cr_<17>層中の一部を常磁性組成のCo_<67>Cr_<33>層に置き換えることによって、強磁性層中の磁気特性の膜厚方向における分布や界面付近の磁気特性を評価した。その結果、Cr層上に直かに堆積させた層よりはCr面上に50Å程度のCo_<67>Cr_<33>層を挿入されたCo_<83>Cr_<17>層の方が高いH_<c//>が得られることがわかった。また、そのときの反転磁界分布SFDは低い値を示した。また、基板温度300℃で作製した場合、Co_<67>Cr_<33>層はその膜厚の増加に伴ってhcp-Co(101)面よりもhcp-Co(100)面が優先配向した。しかし、常磁性の(101)配向層を中間層として用いることで強磁性層の保磁力を高められることを見い出した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-09-02

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