民族学研究のための画像検索ワークステーションについて
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概要
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国立民族学博物館では、民族学研究を進めるために必要な文献図書資科、標本資料、映像音響資料、HRAF(Human Relations Area Files)資料などの収集に努め、これら資料についての文字・数値情報によるデータベースの構築を進めてきた。更に昭和59年度からは7ヵ年の予定で文字画像情報システム整備計画を進めている。この計画の主眼は、上記各資料の画像情報をそれぞれ画像ファイルサーバに蓄積し、これらをLANを介してホスト計算機およびワークステーション群と結び、ホスト計算機上の文字・数値情報によるデータベースと連動しながらワークステーションからの画像検索を可能とする分散画像データベースシステムの構築である。この画像データベースシステムは、標本資料写真・フィールドワーク(現地調査)で得られたスライド写真・フィールドノートなど大部分がフルカラー自然画でしかも大量の(標本:20万件、スライド:200万件など)画像を対象としており、その実現には、1)大量自然画像情報の蓄積・LAN上での伝送手法、2)分散画像データベース管理システムの構成手法、3)民族学研究者にもフレンドリーなマン・マシン・インタフェースの実現、など多くの課題を解決する必要がある。本稿では、3)に焦点を絞り、画像検索ワークステーションの機能要件とその実現のための構成要件について整理する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
-
洪 政国
Ibm
-
杉田 繁治
国立民族学博物館, 総合研究大学院大学コンピュータ民族学専攻
-
久保 正敏
国立民族学博物館
-
山本 泰則
国立民族学博物館文化資源研究センター
-
佐藤 真知子
日本アイ・ピー・エム(株)東京基礎研究所
-
山本 泰則
民族学博物館 文化資源研究セ
-
川辺 みどり
日本アイ・ビー・エム株式会社 サイエンス・インスティチュート
-
洪 政国
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
-
香田 正人
日本アイ・ビー・エム株式会社
-
佐藤 真知子
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所 東京工芸大学工学部(現)
-
井岡 幹博
日本アイ・ビー・エム株式会社、サイエンス・インスティチユート
-
香田 正人
日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所
-
香田 正人
日本アイ・ビー・エム株式会社 サイエンス・インスティチュート
-
杉田 繁治
国立民族学博物館 総合研究大学院大学コンピュータ民族学専攻
-
井岡 幹博
日本アイ・ピー・エム(株)東京基礎研究所
-
井岡 幹博
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
-
山本 泰則
国立民族学博物館
-
杉田 繁治
国立民族学博物館 第5研究部
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