知識処理システムKAUS上での知的CADシステム作成支援

概要

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知的CADシステムを始めとする知識ベースシステムの開発において、知識獲得はシステム全体の開発におけるボトルネックになっている。専門家がシステムのパフォーマンスをもとに知識ベースに修正を加える、という点から専門家自らが知識をコード化できることが望ましい。特に、設計の分野においては、知識を単純な(IF-TREN-)という形で表すことはできず、知識そのものがシステムの構成自体に関わってくる。しかし、専門家は一般にインプリメンテーションに関する知識を持っておらず、自分の専門知識をもとに、それに適したシステム構成を考案する、というのは困難な作業である。そこで、専門知識をもとに、システムを開発する過程を少しでもスムーズに行えるよう支援することが、重要になっている。ここで、頭の中に漠然とある事柄を明示的に表現する方法として、必要に応じて適切な例を参照する、という方法をとりいれる。つまり、本研究の目的は、必要に応じて適切な例を提示することにより、知識処理システムKAUS上での知的CADシステムの構築を支援する、ということである。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28