複合形状特徴モデリングのためのデータ管理機構

概要

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3次元ソリッドモデル技術の進歩により、複雑な製品形状でも計算機で扱うことが可能になってきた現在、モデリング手法の確立が課題になっている。これは設計者が求めている形状を、いかに効率良くコンピュータ上に再現できるかという問題としてとらえることができる。それには、形状データの再利用は重要な要素である。設計現湯においては、常に新規設計がなされているわけではない。仕様の似通った過去の設計からデータを部分的に流用する、標準部品を用いる、ということがままある。つまり、設計自体において再利用がなされているわけであり、そのコンピュータ上への実現にも再利用を導入するのが自然である。そこで、我々は、CSGと幾何制約をもちいる形状特徴モデラに基づき、柔軟性があり、かつ、複雑な形状データの再利用を実現した。しかし、形状特徴の部品化と再利用を実用的なものにするには、新たに登録された形状特徴をデータベース上に保存し、それを要求に応じて検索、提示する機構が不可欠である。本稿では、これらの要求を満たす形状特徴データの管理機構を提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20