人文科学とコンピュータ : 過去・現在・未来
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概要
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この小論ではコンピュータの発達過程を振り返りながら人文系の研究との関わりを考察する。初期の頃はプログラミングが必要であり人文系には馴染まなかった。日本語ワープロが出現した1980年頃を一つの境目として人文系の分野でもさまざまな試みがなされてきた。特にアイコンによる操作が可能になったパソコンの出現で利用範囲が広がった。未来は皮肉なことにコンピュータを意識しない時代になって、その利用に関して文系とか理系とかの区別が意味を持たなくなる。人文系に求められるのは対象とする課題を明確に表現する思考法の開発であり、結果としてその解決にコンピュータが活用できるようになる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-05-25
著者
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