マルチメディアデータベースにおける映像情報の入力
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概要
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従来コンピューターで扱われてきた文字・数値や静止画像にくらべ、ビデオを中心とする映像データは莫大な情報量をもつためにそれを管理する手段がマルチメディア・データベースを構築する上でのおおきな課題となってきている。またビデオ機器の急速な普及により、メティア産業のみならず一般の家庭内においてもビデオテープの数は増え続けもはやタイトル等の文字情報で管理できる限界を越えている。今日のMPEG/JPEGにみられるようなメディアのデジタル化を考えると、コンピュータ上であらゆるメディアを統合し利用を図るマルチメデイア・データベースの重要性はますます大きくなっており、これらを統一的に管理するマルチメディア・データベースの構築が急務となっている。我々は映像を物理的・意味的なシーンに分割し、従来人手に頼って行なわれてきたカット割りと映像情報の入力と管理を支援するユーザインタフェースの研究を行なっている。本研究は現在国立民族学博物館(民博)との共同研究として進められており、現在までにプロトタイプシステム(M-CIDB:Motion Color Image Database)の構築を終え、ユーザーの試用によって問題点を明らかにしながら改良を行なっている。本稿では映像情報を入 力する方法について考察すると共に民博での評価実験の結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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